メートル法は別として、日本で用いられる(た)物差しは2種類に大別されます。
大和朝廷以前(倭国の時代)は1尺が281mmのィ尺、そして大和朝廷以後は1尺が303mmの曲尺(かねじゃく)です。
『重要文化財 長谷寺本堂調査報告書』の設計図上の絶好の計測ポイントを見つけました。
図の赤く塗りつぶした部分は畳一枚を表します。
実際の寸法は柱の中心間を測定(上図では10.5尺)しますので、畳そのものを計測しても無意味です。
測定は写真の赤く太い帯の長さを図ります。
さて、予想される長さは、10.5×303=3181.5(約3メートル20センチ)または10.5×281=2950.(約2メートル95センチ)のいずれでしょうか?
奈良のN先生、御足労ですが、ついでの折にでも計測お願い出来ませんでしょうか。
メジャーを用いるとマークされますので、予め2.95メートルの長さの紙テープを用意して、瞬時にチェックする方法など如何でしょうか?
万一、3.18メートルでしたら、私はホームページ、ブログを閉鎖する覚悟です。
即ち、それは移築説の敗北を意味します。