どこかで聞いた名前の人が亡くなったニュース記事を見つけました。
何年も前に見つけたブログの主の原田治さんです。
都会的で、品があって、“ユーミン・ワールド”とでも言うのでしょうか、おしゃれな雰囲気が漂っていました。
そのブログにたどり着いたのは、「法隆寺移築説」について彼が コメント していたからでした。
引用
<ぼくは法隆寺の参道を歩き進んでいった時に、眼前の奇妙な風景に驚いた。
五重塔も、右の金堂も、手前中心にある大きな中門の背後に重なって見える。
さらに中門前まで前進して見上げると、塔も金堂の屋根も中門と一体化して醜悪な景色となって見えるので気分が悪くなった。
建物がくっつき過ぎなんだよな。
建築デザインにセンスのある人なら、誰だってこんな醜いレイアウトは美的に変だぞと思うでしょ。
これら世界最古の木造建築はそれぞれ素晴らしいのだけれど、なのに何でまた広い敷地に寄り添って建つ必要があるんだろ?と怪しむ感性を持っていただきたい。>
美大出身の方だけに言葉に重みがあります。
彼のブログは2016年11月19日で途絶えています。
闘病生活に入ったのでしょうか。
最後の記事は トランプ氏の当選 についてでした。
如何にアメリカに憧れた世代であってもクールに日本のことも観察している点は好感が持てます。
アメリカ様の時代は終わっているのですから。