本作りはゲームに似ています。
レイアウトを如何に美しくまとめるか、写真のカラー・コントラスト調整をベストに持っていくのが腕の見せ所です。
写真・図表・関連資料の保管場所を思い出すことは頭の体操になります。
集中している時は本当に良いことも悪いことも総て忘れています。
頭の中で何かホルモンが分泌されているようです(ランナーズ・ハイに似ている?)。
『柿本人麿の真実』B5版はお陰様で一定の評価(本作りの技についてですが)は得られたと思います。
大判は扱いにくく人気がないため、A5・カラー・ハードカバー版の編集に取り掛かります。
現在の版をそのまま縮小すると、図表によっては読めなくなってしまいますので一工夫凝らします。
印刷屋さんとのディスカッションも楽しいですね。
そんな訳でブログは二日に1回のペースは守れなくなっています。
今回は米田良三氏の 遺稿 を巻末に掲載することにしました。
残念ながら、私の予想通りその後半年で死去されたのですが、氏には歴史一本の人生を送らせてあげたかった。
開発した免震装置の売れ行きがもっと伸びれば、思い切り歴史研究に没頭できたと思います。