江戸幕府(現在は横田幕府)の親藩で九男・義直が初代藩主であった名古屋ですので、始めから超微温湯的雰囲気の城下町であったと思われます。
現在の名古屋に向けられるマイナス評価はこの微温湯と関係ありそうです。
昨今では経済・文化・教育等について語る場合、名古屋は近隣都市も含めトヨタ城下と一括りにされます。
トヨタ抜きの現代名古屋論はないのです。最近出版された『トヨタ公式 ダンドリの教科書』の新聞広告を見て、
この本に名古屋の人気低下の謎を解く鍵があると閃きましたが、10月の金沢旅行中にも様々なヒントがありました。
誰を対象にして書かれた本なのか定かではありませんが、会社にとっては完全無欠のトヨタマン養成マニュアルと思われます。
このような事細かな取り決めはゴミの分別収集のそれを連想します。
外国人からすれば、とても無理なレベルのゴミの分別を難なくやってのける日本人ですので、現場のレベルは相当高く、
残業、昼夜二交代も外国ではありえないことで、日本独自、とりわけトヨタ城下のものでしょう。
日本経済を牽引しているはずの地域が、域内では自虐的、ヨソからは侮蔑的に存在感のなさを指摘されている元凶が「夜勤」であることを次回解き明かします。