石山寺の如意輪観音 | 民営文化センター

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民営の文化センターを開設するのが夢。このブログを書いているうちに何かヒントが掴めると思ってやっています。不器用で華やかさに欠ける画面ですが、少しでも世の為人の為になればとwrite everything forever


元祖石山寺はこんなに素晴らしい。現在は福岡市内の住宅地となっています。






33年に一度のご開扉 だそうです。




浄瑠璃寺の吉祥天女もそうなんですが、もったいぶって公開される秘仏は倭国時代の物が多いとの印象を持っています。




如意輪観音の顔は長谷観音とそっくりです。




長谷観音は517年に、如意輪観音は539年に作られています。




倭国の同じ工房で造られているとすれば、顔が似るのも当然でしょう。




その約100年後三十三間堂の大日如来が作られていますが、伝統は引き継がれたのでしょう、顔立ちは似ています。




倭国石山寺は福岡市内、西鉄大橋駅にほど近い三宅廃寺跡 にありました。




白村江の戦後、唐進駐軍は石山寺にある豪華仏像を持ち去り、残りが近畿石山寺に移されたのです。




その中の一つが如意輪観音なのでしょう。