

ここのところ毎年、この季節になると該当者がいないのに医学部限定進学予備校のダイレクトメールが複数舞い込みます。
いずれも授業料がウン百万円、寮生活も至れり尽くせり、あとはヤル気が問題か?と思わせるような豪華な内容の冊子が同封されてきます。
医学部進学に特化した予備校の役割は、正面突破の合格請負がメインであることは確かですが、医家の子弟の学力と父兄の財布の両方を把握し、医科大との橋渡しをするのが重要な仕事なのかもしれません。
やたら医学部が持て囃されてはいますが、そろそろピークは過ぎていると思います。
わが子に多額の投資をしても、回収は難しいでしょう。
昨今、医療の進歩は著しく、多くの人が恩恵を受ける一方、西洋医学から距離を置いたほうが良いというネット情報もあります。
裏でサプリをやっている癌やリウマチの患者で、治療成績がよい場合、「知らぬは主治医ばかりなり」という実例はいくらでもあります。
地球規模の経済大激変がもうすぐ始まり、それに伴い医療を取り巻く環境も大きく変わるでしょう。
さすがに患者自身も賢くなります。健康になるための民間療法の体系が整い、「10種類も薬を飲むのはバカだ」が当たり前になります。
本家アメリカほどではないにしろ訴訟社会になるかもしれません。
今は産業が無さ過ぎるだけで、世の中がガラリと変われば楽しく働け、そこそこのレベルの生活が維持できるようになり、医者なんかやっていても全然楽しくない、という状況になるかもしれません。
現在も将来も、医療・介護が主要な産業というのでは、国そのものが不健康極まりないのです。