倭国の “宮崎 駿” 続き | 民営文化センター

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民営の文化センターを開設するのが夢。このブログを書いているうちに何かヒントが掴めると思ってやっています。不器用で華やかさに欠ける画面ですが、少しでも世の為人の為になればとwrite everything forever






























「鳥獣人物戯画」、「伴大納言絵巻(詞)」、「信貴山縁起絵巻」、「源氏物語絵巻」を4大絵巻と言うそうですが、これら総てが同じ絵師によるものであると証明できるか検討してみます。



前回、を対比する共通のパーツが無いと諦めかけていました。



ところがには、あまり知られていない乙の巻 があり、それには複数の馬や牛が登場します。



その中の後姿の馬を見つけ、の似たような部分と比較しました(2枚の写真)。



線画と色彩画の違いがありますが、耳、脚の描き方が似ていますね。



プロに鑑定してもらいたいものです。



これで、ひとまず、とします。



の人物描写を見ると、全く同じ絵師によると誰もが思うことでしょう()。



徳川美術館所蔵のは明らかに平安時代のものであって、絵師のレベルは下です。



ハーバード大学所蔵の「源氏物語画帖」に登場する人物はに近い描写だが少し下手、建物の構図は巧みだが緻密さが無い、というのが「画帖」が倭国時代の真本の模写だとする理由です。



このように考えると、宮内庁が所蔵する(持っているとすれば)は限りなくに近い画調で、しかも60場面から成るものと想像します。



以上から総てが倭国の“宮崎 駿”によるものという夢のような結論になります。