前回からの続き
法隆寺を造るために大和朝廷は観世音寺の調査を行い、斑鳩での事前の準備である基礎工事を行っている。そして678年に高知県沖を震源とする白鳳地震(現在問題となっている南海トラフ地震と同じ震源地震)が起こる。この地震により、斑鳩の若草伽藍は倒壊・焼失し、飛鳥のすべての寺の塔は倒壊した。また山田寺では液状化現象が起こり、回廊が埋没した。一方筑紫の観世音寺をはじめ全ての建物は地震の被害を受けることは無かった。(続く)
通説では684年とされているが、米田氏は678年と説く。