いじりイジられ | Nagoya Double-Reed Ensemble
 どうもこんにちは、万年ヘロヘロのだーいしですが、皆さんお元気でしょうか。
更新に間があいたので、今回はここんとこの日記的な感じで。


10/29.30
 某オケのお仕事。ダブリメンバーでもある、えりんこさんやまちまちさんとも一緒。
ありえん分量のプログラムに卒倒。ヴァイヴァルディのナニからスタートし、ヘンデルの組曲、モーツァルトのシンフォニーを経由。メンデルスゾーンの結婚行進曲で死んだと思ったら(ご存じない方へ:世界一有名な行進曲であるとともに世界一キツい行進曲で、吹いててクチからケムリ出る)ドヴォルザークの新世界2楽章。トドメはボレロという内容。これでまだ前半。後半はさらにてんこ盛り感が増した演目で、オケ全員グッタリして帰宅。わたくし帰り堤防道路を運転してて疲労がピークに感じ、いつ堤防から転落するかハラハラしながらボロ布のようになって帰宅。


10/31
 朝、母校の中学校で演奏。8:30amからバッハやサン=サーンスを吹く。指まわらんて。これは読書週間に併せて、中学生さんにオススメ図書を推薦しながら、まつわる曲を紹介するものだが、わたくし中学校の頃は全く読書なんてしておらず、毎日学生カバンの中は自動車雑誌しか入ってなかったのだが(←本当)、超エラそうに生徒様たちに「読書の大切さ」を語る。午後、ダブルリードのチャリティコンサート(稲沢)に会場入り。午前の本番が終わってうかつにも昼寝をしてしまったので、インペクなのに集合に一番遅く現れる。夜,本番。終わってからのオムライス屋さんで食べた特製オムライオムレツス(1,500円する)が超おいしくて疲れが吹っ飛ぶ。


11/2
 ダブルリードのチャリティコンサート(名古屋)、えりんこさんのマラカスダンスに脱帽。それはそうと演奏していたわれわれは全く気づかなかったのだが、最後尾で聴いていたお客様の報告(陳情?)よると、年配男性と見られるお客さんのおひとりが♪アイ・ガット・リズムにあわせて臀部自然音声発生器で破裂音を連発なさってたらしく、後部座席周辺は大変だった模様。


11/3.4
 リード作り&練習の日に徹したが、思うようにできずかなりヘコむ。チャティコンサートで皆さまからいただいた募金を新聞社に委託し、東北へ送っていただくようお願いする。


11/5
 岐阜で本番。ヘコむ。うまく行かない時は「誰も聴いてませんように」と念じて帰るのだが、そういう時に限っていろいろな方にお会いし、さらにヘコむ。お客様のなかに「わたくし、山本直人さんの大学の同級生です!」とおっしゃった方には思わず「スミマセンスミマセン」とくり返してしまった。あんな演奏してたら先生に顔向けが立たんてねこ


11/6.7.8.9.10
 関西へ仕事に行く。鍋モツ鍋やチゲ鍋、やきそば焼きそばや串揚げなど文字通り食い倒れを堪能した小旅行気分で...と書きたいとこだが、実際は胃液が逆流しそうなピアニシモにチキンなだーいしはいつ気を失うかと死にに行く気分であった(笑)。誤解を招きかねないのでハッキリ書きますが、リハ・演奏会はとても素晴らしく、自分にとってかけがえの無い経験になりました泣く


11/11
 「来年3月までで全然ええよ」と言っていたハズのとある編曲の締め切りが、関西に出かけてた最中の11/7に「11日には必ず仕上げるように」といきなり言われ、相当動揺する。しかも吹奏楽なので30パート。しょうがないので自宅から元譜を宿にFAXしてもらい、大きな楽器店で30段の五線紙を購入し、オケリハや本番の合間にセコセコと作る。で、11/10最終のこだまに乗って帰宅し、日付のかわった11日0時よりパソコンで打ち込み開始。朝,しうりょうおひさま。頭からケムリ出た。全く寝ていない状態でリハに行き、賛助に来ていたまちまちさんに「今日のいっしーは実体がないみたいだけど、生きてる?大丈夫?」と言われる。ハイ、大丈夫じゃありません。冗談じゃなく死ぬかと思った。


11/12 
 翌日分のリハ。作曲者Y氏ご自身が振る曲にて。常任指揮者N氏はその曲のみ出番がないので、あえてビオラで演奏に参加すると言った趣向。それは大変ケッコウな企画だが、作曲者Y氏がじゃあここでビオラはカデンツァやってくださいとムチャ振りをし、N氏たいそう困る。「そんな急にいわれても..」「いいじゃないですか、パパッと弾いてください」と攻める攻める。作曲家が私に向かって「石田さん、どう思いますか?」と尋ねてきたのでココロが黒い私は「全く問題ありません!」と答える。


11/13
 本番日。ゲネプロで、またも作曲者Y氏が常任指揮者N氏のカデンツァに「おっいいですね~、本番はもっとすごいのが出きるんでしょうね」とさらに追い打ちをかける。私はまたもや「いいぞ~いいぞ~」と心中エールを送る、ところがこれがアダに。

 さて肝心の本番、N氏は素晴らしい即興風カデンツァで首尾よく乗り切った一方,わたくしは次に演奏する曲の楽譜をうっかり逆さにしたままボーッと待機していて、指揮者と司会者双方から突っ込まれる。司会はCBCキャスターのO石さん。毎日夕刻の「水戸黄門」の前後に報道番組をやってらっしゃるCBCの顔のお方だ。

指揮者「あれ、これ(私の楽譜をつまみながら)、上下逆さじゃないですか?

だーいし「え..? 本当だ!!!

会場のいたるところで失笑

司会者「ちょっと...ウワハハハ。こういうのはあり得る間違いなんですか? とりあえずお名前をお聞きしましょう

だーいし (消え入るような声で)「...だです...。

司会者「まさか、こんなんでも、演奏できるとか?」

だーいし「いえ、できましぇん...」

司会者皆さ~ん! この会場にもうっかり八兵衛がいましたよ!!


会場中爆笑





これを因果応報と言わずして何と言う。
わたくしの黒いココロは、めぐりめぐって自分に報いがくだったとさ。めでたしめでたし。