ニャーニャーポンポコ | Nagoya Double-Reed Ensemble
 皆さんこんにちは。昨日ふとしたことから、出生時より住んでいる愛知の県の魚クルマエビと初めて知って驚愕しているだーいしですが、皆さんはお元気でしょうか。今回ほんとうにどーでも良い内容のブログです。

 たしかに伊勢湾のような干潟のところは昔からエビの漁場があるんですが、県の「魚」にエビというのはどうしたものかなぁと思った次第で。調べてみると愛知のみならず熊本県も県の魚が「クルマエビ」。名産といえばそれまでなんですが..。魚類とは脊索動物門-脊椎動物亜門-顎口上綱、に対してエビは節足動物門-甲殻亜門-軟甲綱だからぜんぜんちがうじゃん!同じ水の中にいるってだけじゃん。とO型の人にとってはどうでもいいこと(私にとっては大問題)プンプン丸のだーいしでした。

 じゃあ「県の草木」にムラサキホコリカビアオミドロも立候補OKなのか?いやそこまでいかなくてもきっと新潟の「県の魚」はエチゼンクラゲにちがいないクラゲあんなに多いし(クラゲは刺胞動物門-ヒドロ虫綱)、と思い調べたら、「エチゼンガニ」だとさカニ違ったー。でもほらまた~、魚じゃないじゃん。カニはエビと同じ節足動物門-甲殻亜門-軟甲綱だっつーの~。しかも「エチゼンガニ」はブランド名で、種の名前じゃないし(ズワイガニである)。

 つまるところ人間様に不利益、あるいは利用価値の無いものなどはエントリーどころか、最初から見向きもされないのだなにゃぁと、なんだかどうでもよいことでちょっぴり悲しくなりました。

くらげアメーバくんえび

 今回なんでこんな話になったかというと、先日「とある業種の人にはわりかし常識だが、一般の人はあまり知らない知識」という話をしてて、そのうち歴史学者の方の間では常識らしい「日本人は近世頃まで、タヌキの区別がなかった」という話を聞き、マジ卒倒したからでした。ニャーニャーイコールポンポコッすか?

 今の私達からしたら、猫とタヌキを混同するなんてあり得ません。ですが、昔は「里にすむ中くらいの大きさの獣(=ヤマネコ)」を、ケモノヘンにサトと書いて狸、「り」と呼んでいて、それが格好が似てる(似てるか?)タヌキを「り=タヌキ」と読むように転じていったとか..(ちょっとこのへん酒の席の話なので違ってたらスミマセン)。ともあれ猫が愛玩動物となったのはずいぶん後の時代で,それまではネコもタヌキもそれほど人間にとってそれほど利用価値がある存在ではなかったので、まあ同じでもいいかということになってたわけですね日本。そんでその歴史学者の方は「だから店先によく置いてある『招き猫』『信楽焼のタヌキ』は、縁起物という意味合い以上に、僕は同じものである、と思うのです」と力説なさってました。ほほうなるほどauたぬき

 つまりですね、このトピックは単なるトリビアというより、それ以上の「分類というのは恣意的で、常に人間の価値観が入っている」という事実をを反映した事象だと思うのです。生体内でおこる化学反応に触媒として機能するあまたある分子の中で「人間様に利用価値のあるもの」を特に『酵素』と呼んでいるのと一緒ですね。
 最初に「エビは魚じゃない!エビ」とプンプン丸だった私だーいしは、海産物をあくまで生物学的な分類で見ようとしていたのでプンプン丸だったわけで、それを「人間の利用価値から見たら」あるいは「県民の意気高揚のために何を選ぶか」という基準により選択すると「エビも魚類もいっしょ。愛知がクルマエビかて三重の県魚はイセエビや伊勢エビウチの方が豪華やろ~、文句ある?」ということになるわけですね。文句ありましぇん。

とらとはいえリラックマ

先日、帰省した妹(意外に教育熱心)が姪(3歳)に「はい、おけいこの復習するよ」とピアノで和音をジャーンと鳴らしました。

ジャーン(ドミソ)
あか!」
「はい正解。次、」
ジャーン(ドファラ)
きいろ!」
「はいこれも正解。次」
ジャーン(シレソ)
きいろ!」
「ん~?ちがうでしょう、これは。」
あお?」
「ちがう、。次、」
ジャーン(ファラド)
「くろ!」
「ちがうよ、これは

「ちょっとちょっと、なにやってんの?」
「お稽古の復習。和音を色で覚えるやつ」
「それは判るけど..なんでドファラが黄色で、ファラドが紫なの?」
「知らん。」
「同じ和音が転回してるだけじゃん」
「そんなことは知っとる。でもレッスンでそう習ってるらしい」
「はぁ!?なんだそれ?同じ構成音を真逆の色で覚えさすのに意味あるわけ?」
「だから知らんってば。どうでもいいじゃん」(←O型)
「どうでも良くないよ!」(←B型)

と言い、だーいしは姪っ子に向かって
「ゆうかちゃん。コレ何色かわかる?」
減七の和音(ドミ♭ファ♯ラ)をジャーンと押した。

「うーん...わかんない!
エラい!きみは正解だ!!
「???わーい☆」

よくわからないながら、姪は満足そうにあっちの部屋に行き、プリ○ュアの変装をしはじめたのだった..。