この記事は
「ヲタ夫家の微妙な休日① 」
「ヲタ夫家の微妙な休日② 」 の続きです。
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握手は諦めたものの、20分後に始まるステージだけは見ていくことになったヲタ夫一家。
とりあえず、まずはステージが見える場所を確保しよう。
ということで、広場内も歩くも
この人ごみですから。
ちゃんとステージが見える場所など、到底確保できそうもない。
集まっているヲタ達をつぶさに観察してみると
ヲタ サーモグラフィ↓
(→色はヲタ度の熱さを示しています。)
温度差の説明↓
①もちろん、終電もしくは始発で場所を確保ですが、何か?→激熱ヲタ
②開始5時間以上前から来ていますが、何か?→熱熱ヲタ
③開始2時間以上前に来ましたよ。普通ですよね?→自称普通のヲタ
④開始1時間前に来ました。ステージ遠いよー。→ライトヲタ
⑤え?なに?今日このステージで何かやるの?有名人?とりあえず見ていく?→野次馬
といった感じだ。
私たちは⑤にも入ることが出来ず、
さらに遠くのなんとかステージをのぞけるかどうかの場所を確保。
さて、あと20分待つだけだ。
そう思ったのだが・・・
カズ「だっ!だっ!」
カズが足をバタバタし始める。
どうやら、ずっとベビーカーに乗っていたので、歩きたくなったようだ。
この人ごみ。。。どう考えてもベビーカーに乗っていてくれた方が助かるのだが・・・仕方がない。
カズをベビーカーから下ろし、歩かせる。
私「カズー、あんまり遠くに行っちゃだめよー。」
なんて、言っては見たものの、1歳児がそんな言いつけを聞くわけもなく、
どんどんとヲタ・サーモグラフィーの中心へ!
私「ちょ・・・!カズ!そっちは駄目だってば!」
そういって止めるものの、追いかけられるのが楽しいのか
どんどんスピードを上げて私から逃げるカズ。
ちょっと!こんな激熱・熱熱ゾーンは危険だから!!
ステージ開始直前のヲタは、楽しみでウキウキしている反面、
マナーの悪いヲタに横入りをされたりすることもあるために、意外とピリピリしているのだ。
そんなゾーンにこの時間帯に入り込むなんて、
ある意味、カンボジアあたりの地雷が埋め込まれている地域並に危険が一杯だ
私「カズ!ゴラァ!!ヽ(`Д´)ノ」
逃げるカズを瞬時に抱え、その場から逃げ出す私。
うう・・・ヲタ達の視線が痛い
きっと、
ヲタ「俺たちはAKBレベルじゃないと、女と認めないんだよ!!
俺たちの視界からさっさと消えてくれ!ブス!」
とか
ヲタ「ガキ連れてこんなとこ来てんじゃねーよ!
30過ぎの、お・ば・さ・ん!!」
とか思われてるんだわ(((゜д゜;)))
(え?勝手な被害妄想だって?)
それならまだしも、このブログの読者に見つかって
読者ヲタ「のりこさんですか?」
なんて言われたら・・・!!(((゜д゜;)))
オタクな夫がいるって、バレるじゃないかっ!!
(え?こんな場所にいる時点でバレてるって?)
勝手な妄想でガクブル(((゜д゜;)))しながら、その場をダッシュで離れる私。
場所を確保しているヲタ夫の元へ戻ると、
ヲタ夫の後隣に二人の女子高生がステージを見るために場所を陣取っていた。
女子高生A「いやーん!赤ちゃんカワイイ!」
女子高生B「カワイー!!僕、いくつかなー?」
カズを見て盛り上がる女子高生二人。
カズ「キャッ!キャッ!ヾ(@^▽^@)ノ」
若いお姉さんにかわいがってもらえて喜ぶカズ。
女子高生好きの血筋は確実に父親から受け継がれているようだ。
カズと一通り戯れた後、女子高生二人は会話を始めた。
女子高生A「今日は付き合ってもらってごめんねー。」
女子高生B「いいよ、いいよ。」
二人の会話内容から察するに、
どうやらAの方がAKBが大好きなようで、Bを誘って来たらしい。
しかし、BはAの付き合いというだけで、AKBにはまったく興味がない様子だ。
とうとう12時になり、ステージ開始時間に。
ヲタ達「うおぉぉぉぉぉぉ!!ヘ(゚∀゚*)ノ」
ヲタたちのざわめきと共にAKBがステージに登ったのが見える。
・・・・が、見えたといっても、豆粒・・・いや米粒・・・いいえ、ゴマ粒サイズほどにも見えない。
ヲタ達「あっちゃーん!!」
ヲタ達「ゆうこーーーー!!」
ヲタたちがメンバーの名前を大絶叫・大興奮状態。
すげー・・・
ヲタパワー、すげーよ・・・( ゚ ▽ ゚ ;)
すると、隣の女子高生Aも大興奮の様子で、
女子高生A「あっちゃんだー!
ちょぉーカワイイんだけどぉー!(^∇^)」
しかし、そんな様子に相反して
女子高生B「っていうかーさー。
誰が誰だかなんてさっぱりわかんないんだけどぉー。( ゚ ▽ ゚ ;)」
冷め切ったリアクションのB。
無理もない。
AKBに興味がない人がこれだけ遠くから見ても
何がなにやらさっぱりわからないだろう。
実際、私もさっぱりわからない。
そうこうしている間に新曲披露が始まる。
女子高生A「おっ!曲が始まったよ!!」
手拍子を始めるA。
一方、Bは
女子高生B「っていうか・・・オタク達がノリノリで・・・
ノリノリで・・・・・うわー・・・(((゜д゜;)))」
その言葉に、反射的にヲタ夫の方を見る私。
(*゜▽゜ノノ゛☆ ←ヲタ夫
ノ・・・ノリノリだ・・・orz
しばらくすると
女子高生A「こじはる笑顔だよ!笑ってるよー!(*^▽^*)」
女子高生B「うわー、オタク達も笑ってるよぉ!
にやけてるよぉー!((゚m゚;)」
その言葉に、反射的にヲタ夫をみる私。
γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ ←ヲタ夫
ニ・・・ニヤけてるよ・・・・そして、ノリノリだよ・・・orz
曲も中盤に差し掛かり、
AKBのメンバーは、隣同士で指きりをするという振り付けがあるのだが・・・
女子高生A「わー、指きりしてるー!かわいいーー!!」
女子高生B「うわー・・・、オタク達が・・・オタク達が
ステージに向かって指きりしてるよぉぉぉぉぉ・・・(((゜д゜;)))
怖い・・・怖いよ!この情景・・・((>д<))」
ちょっとした宗教のようでした。)
その言葉にとっさにヲタ夫を見る私。
ヲタ夫は・・・
指きりして・・・・・・・・・・・・・・いなかった。
セーフ__【゚Д゚*__】≡【__*゚Д゚】__セーフ・・・!!!
あー、よかった。
って、既にアウト?
こうして、ステージのパフォーマンスと同時に、
女子高生二人のかみ合っているんだかいないんだかの不思議な会話が終わったのであった。
めずらしく切りのいいところで終わらせてみました。
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まだ続きまーす。
なげぇー・・・(*´Д`)=з