この記事は 「ヲタ夫 メイド喫茶に行く① 」の続きです。
「いかにもメイド喫茶に通っていそうなオタク」を尾行した末、
秋葉原から少し離れた路地にて「隠れ家的 メイド喫茶」を発見したヲタ夫と友人Y。
ヲタ夫「よし!じゃあ、早速入るか・・・」
しかし、二人の足は店の前で止まったまま、一歩が踏み出せない。
二人の頭の中にはある不安があったのだ。
『こんな一般人が絶対わからない場所にあるメイド喫茶って
一体どんなところなんだろう・・・。
オレ達はまだ1度もメイド喫茶に行ったことがないメイド喫茶素人なのに
こんなプロが通うような店に入っていいんだろうか・・・。
もしかしたら、一見様お断りだったり、会員書が必要だったりするかもしれない・・・。』
店の前で固まって数分。
二人は顔を見合わせて言った。
ヲタ夫・Y「今日のところは、もっとメジャーなメイド喫茶にしておくか・・・。」
結局二人はその店に入らず、秋葉原に戻ることに。
(1時間以上かけた苦労はなんだったの?!
びびりすぎ!!このヘタレめっ!!)
メイド喫茶初体験でも入れるのはやはり一番のメジャーどころである
「@ほ~むカフェ」だろうということで、秋葉原のドン・キホーテへ。
このビルの5階に「@ほ~むカフェ」があるのですが、
実は8階にはAKB48劇場があります。
この頃、まだAKB48には興味がなかったヲタ夫。
でもせっかく来たんだし、劇場を除いてみる?ということで
Yと一緒にAKB劇場へ立ち寄ってみることに。
エレベーターで8階へ降りると、AKB48の看板が目に飛び込んできた。
その空間はアイドルヲタ気質のヲタ夫にとって、
初めてなのに、なんだかホームグラウンドへ戻ってきたような懐かしい気分になる場所であった。
公演開催中時間だったようで、人影ヲタ影はまばら。
何人かのAKBヲタがステージの様子をモニターで食い入るように観覧している。
ヲタ夫 心の中「うわー・・・、なんだか必死だな・・・( ',_ゝ`)プッ 」
(プッじゃねーよ!半年後、そのメンバーの一員じゃないかっ!!)
見学もそこそこにエスカレーターにて5階・メイド喫茶へ向かうヲタ夫。
寒空の下、秋葉原中を歩き回り、既にヘトヘトの二人。
やっとメイド喫茶で暖かい飲み物でも飲めるよ・・・
そんな考えは甘かった・・・。
メイド喫茶に到着してみると、店前に列が出来ている。
話を聞いてみると30分待ちとのこと!!
(ちなみに、この日は雨と寒波によりお客さんが少なかったようで
休日であれば、1~2時間待ちもざらとのこと。ディズニーランドのアトラクション並です。)
ガラス張りの店内を歩き回るメイドさんの姿をちらちらと見ながら待つこと30分。
ようやく自分たちの番になり、店内へ。
まずは店の入り口であの有名なメイド服をまとったメイドさんからご挨拶が。
メイドさん「お帰りなさいませ、ご主人様。」
萌え~
(ヲタ夫は普段このような言葉は使いませんが、ここではメイド喫茶ということで例外的に使っています。)
あなたに・・・あなたに会うために、俺たちは秋葉原中を1時間以上も徘徊してきたんだよ!
しかし、そんなヲタ夫の思いとは裏腹にメイドさんは店のシステムの説明を始める。
メイドさん「まず最初にご説明させていただきますと、
ご主人様がご帰宅された時点で
”ご帰宅料”として300円いただきます。」
ご帰宅料とは、つまり入場料のことらしい。
ヲタ夫・Y「はい。わかりました。」
(わかりましたじゃないっ!
帰宅するのにお金が必要っておかしいでしょ!
喫茶店なのに入場料っておかしいでしょ?!)
メイドさん「奥の部屋にあるテーブル席と、
手間のカウンター席、どちらをご希望ですか?」
どうやら、席が2種類あるとのことで、テーブル席はステージがあり、
そこでメイドさんが歌ってくれることもあるらしいが、
とりあえず今回はメイドさんとふれあいやすいカウンター席へ。
メイドさん「ご注文は何になさいますか?ご主人様。」
ヲタ夫「じゃあ、この”じゃんけんゲーム付きドリンク(700円)を。
ドリンクはホットコーヒーで。」
(ドリンク高い!!高すぎる!!)
Y「俺も同じものを。ドリンクはココアで。」
メイドさん「かしこまりました。ご主人様。」
メイドさんがドリンクをとりに戻る背を見送りながらふと店の外の
エスカレーターに目が行くヲタ夫。
メイド喫茶は仕切りがガラス張りなので、店の外の様子が見えるのだ。
すると、下りエスカレーターに大量のオタクらしき人間が!!
どうやら、8階で開催されてきたAKB48公演が終了し、観覧していたAKBヲタが下ってきた模様。
あのAKBヲタ達もメイド喫茶に入ってくるのかな?などと思いながら眺めていると、
彼らは全員メイド喫茶前を素通り。
オタクはオタクでも、ここは完全に棲み分けができているようだ。
そして、AKBヲタ達は、喫茶店内にいる”ご主人様”達を見て
「メイドなんかに貢いでいるのか・・・( ',_ ゝ`)プッ」
と目で言っているように見える。
逆に店内を見渡してみると、”ご主人様”達はAKBヲタ達を見て
「アイドルなんかに貢いでいるのか・・・( ',_ ゝ`)プッ」
と目で言っている状態。
そんなヲタ達の状況を見て
「お前ら”五十歩百歩”、
いや”目くそ、鼻くそを笑う”だな・・・・( ',_ ゝ`)プッ」
と心の中で笑うヲタ夫。
半年後、どちらのヲタからも笑われるようになるとも知らずに・・・・。
意外とこの両立は難しいらしい。
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ちなみに、このメイド喫茶の料金は昨年のもので、現在は価格改定されたようです。
次回こそヲタ夫・メイドさんとくんずほぐれつ。(嘘)
遅筆で申し訳ない。