日曜は礼拝の日です。
クリスチャンの方は習慣なのでしょう。
私は異教徒ですので、玄関の外から
教会の雰囲気を楽しんでいます。
といってもまだ2回ほどしか覗いたことはないですが。
私の礼拝の印象は、「厳かで静謐、祈りの一時」 でした。
実際、日本の教会を訪ねたときは、静かに祈り、聖書を読み、厳かに讃美歌を歌っていました。
こっちは違います。
なんと、朝からライブ中継で礼拝の様子が全国放送されていました。
このテレビライブは初めて見ました。
どうやら有名な教会の礼拝の様子を放映しているようです。
壇上にはコーラス隊と楽器隊、司会者がいます。
観客席?にはいっぱいの礼拝者たち、若い人が多い印象です。
司会者が今日のラインナップを発表し、観客たちは盛り上がります。
まずは聖書の文言をラップ調で読み上げる人が、マイクを通した大音量の
ステージを始めました。
聖書を読んでいるのですが、叫ぶような叩きつけるような強い口調で、
まるでHIPHOPみたいです。
徐々に高まる感情、泣きながら読み上げます。
観客の中にも感情が昂ぶっている人が散見されます。
それが終わると、今度は女性がマイクを受け継ぎました。
明るい衣装の大柄な女性、「みんな叫びなさい、手を叩きなさい」と いきなりあおります。
何かと思ったら、彼女はゴスペルを歌い始めました。
歌唱力もさることながら、盛り上げ方がライブのそれでした。
コーラス隊、楽器隊も加わり、縦揺れ、横揺れ、盛り上げます。
観客も立ち上がり、思い思いにダンスしています。
当然ながら、コール&レスポンスもあり会場が一つになります。
これは礼拝?
いいえ公開ライブです と思ってしまいます。
歌の終わりにかぶせる形で、また男性が聖書を読み上げに壇上に上がります。
あいかわらずHIPHOP調に読み上げると、ライブで感情が昂ぶったのか、
先ほどよりも多くの人が涙しています。
熱いHIPHOPが終わると、今度は別の女性がゴスペルライブを始めました。
そういう連鎖が1時間ほど続きました。
ここで中継は終わりましたが、もっと長く続くようでした。
仕事にはそれほど熱心ではない現地の人が、
どうして日曜の礼拝は欠かさず行くのか、わかる気がしました。
無料公開ライブに参加しているような感じとでも言いましょうか。
感情を神への感謝という形で爆発させている感じでした。
天使にラブソングを で印象的なウーピーゴールドバーグさんのような方は、
こっちでは普通のようでした。
翻って、日本の寺社。
静かで、厳かな祈り。
境内ではあまりしゃべる人もいません。
特に、暑い夏の日に、汗をかきながら階段を上り、
夏の風を感じながら祈るとき、
蝉の声だけが聞こえてきます。
祈りと聞くと、静かなるものを想像するあたり、
私は、やはり日本人だなと感じます。