【ご報告】12.3(日)防災・救命研修を実施しました! | イベント・講座のレポート!(ワーコラスタッフのブログ)

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NPO法人ワークライフ・コラボの自主事業レポートをお届けします。
愛媛県でワークライフバランスをテーマに「シゴト×生活=more happiness!」を目指して活動しています。
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ワーコラでは、長期休暇中に「まちのがっこう」という

小学生の預かりプログラムを実施しています。

(冬休みも募集中!)

 

関わるスタッフの質向上を目的に、

子どもたちと、自分たちの命を守るため

12月3日(日)に防災・救命研修を行いました。

 

講師は新居浜にある愛媛労災病院

災害支援ナース 内川眞千子さん、星川みどりさん

です。

 

まずは、AEDの使い方確認です。

 

基本的な流れ以外に大事だと思ったことは、

自分の安全を確保してから近づく(これが何より大事)

・できるだけたくさんの人を集める(たくさんの手と知恵があった方が、より助けやすい)

・何かを依頼した人には、戻ってきて、進捗を伝えてもらう

(自分が帰らなくてはならない時でも、その場を離れたら必ず戻って進捗は伝える)

・人工呼吸は、感染対策ができないのであれば(フェイスシートなどを持っていないのであれば)

行わず、胸骨圧迫のみ行う

・子どもの場合、身体が小さく2つのパッド同士がくっついていると電気が走らないため、

一つを背中側に貼ってもよい

 

 

消防署などが行う研修に参加したことのあるスタッフは多かったのですが、

忘れていることも多く、

また、講師である内川看護師の、実際の場面に即した注意事項は、

真剣に、スッと自分の中に入ってきました。

 

 

次に、災害が起きた時に、あるものでできる便利グッズや

応急手当の仕方について学びました。

 

タオルを用いた防災ずきんや、風呂敷でつくる防災リュックは、

それだけに使うのでなく、

包帯の代用品になったり、骨折の際の三角巾代わりになったり、と

何通りにも使えるので便利です。

 

(写真は、風呂敷を使った簡易リュック。)

 

ストッキングとナイロン袋は、かなりいろいろなことに使えます。

ストッキングは伸び縮みするので頭部出血の際にも巻きやすいし、

骨折の固定にも、段ボールや新聞紙を当てて、

手や足をスポっと入れるだけで有効だそうです。

毛布や大き目タオルを使って担架にする方法も、学びました。

 

 

ナイロン袋は、手当の際の感染対策にも、

大き目のものであれば両側を割いて三角巾代わりにも使えます。

 

災害時は、病院に行くまでにも時間がかかるし、

病院についてもすぐに診てもらえるとは限りません。

「血が出ている」のをとりあえず手当して見えなくなっているだけで、

患者さんは安心できるものなので、声をかけながら、様子をできるだけ記録しながら、

どんな手当をしたのか、救急隊員やナースなどに伝えてもらえると

とてもよいそうです合格

 

 

どんな場所にいるときに、どのように自分の身を守る方法があるか、

それぞれ考える時間もありました。

 

 

自宅、学校、スーパー、路上、などなど。

例えば地震が起きた時、その瞬間にできることで、どの場所でも共通していたことは、

・姿勢を低くする(転倒を防ぐ)

・手や物で頭を守る(頭が守られれば、他を怪我しても復帰できる可能性が高い)

でした。

 

他にも、避難時には小さな子どもでも

・飲み物1本

・おもちゃ一つ

だけでも持って避難できるので、一人1本ずつでも持って(背負って)避難する。

避難所では、子どもや動ける高齢者にも役割を担ってもらい、

ストレス発散やエコノミー症候群の予防にもつなげる。

 

災害伝言ダイヤル171は連絡手段として、とても有効なので、

みんなが知っておく。

 

などなど、質疑応答も含めた2時間で、内容がぎゅっと詰まった研修でした。

 

一番大切だと感じたのは、

これらの内容を子どもたちや周りに伝えて、

自分の命を守るための意識を普段からもっておいてもらう、ということでした!

 

ワーコラでも災害に対する意識を持って、日ごろから話し合いをしておきたいと

思います。

まちのがっこうでも子どもたちに、伝えていく必要のある内容でした。

講師の内川さん、星川さん、ありがとうございました!