第2回講座(於:まつやま経営交流プラザ)
8月8日土曜日、今回は、前回ご参加できなかった1名と今回からご参加の1名を加え、17名での開催となりました。
講師は第1回目に続いて、人財コンサルタントの河野久美子さんです。
前回のテーマは『自己の棚卸しと確認』でした。自分の“持ち味”や“強み”、“何をどうしたいのか”など、いくつかのワークでしっかりと、あるいはなんとなく方向性が見えてきたところです。
そして今回のテーマは
『ビジネスアイディアのスケッチ(計画)とイメージの具体化』
ポイントは“傾聴”と“インタビュー”です。
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相手(お客様)の話に耳を傾け、共感することで心を開き、リラックスしてもらうこと=“傾聴”。
そして具体的な質問をすることで相手の思いや考えをより深く理解し、共通点を見い出し、初対面でありながら信頼関係を築くこと=インタビュー。
実際の場面では、お客様を理解し、信頼関係を築くことで「買ってみようかな」「使ってみようかな」という思いを導き出すための手法のひとつとなりますが、今回は「この二つのアイテムのコツを学ぶ」とともに、「お互いに会話を深堀りすることで、それぞれの思いや考えを具体化する」という、いわば『一挙両得』的なカリキュラム。(さすが、河野先生
)
さて、皆さんには前回の宿題として、今の自分が考えられる事業計画を作っていただきました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150814/12/worcolla-staff/94/fd/p/t02200187_0731062013395474389.png?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150814/13/worcolla-staff/99/cd/j/t02200194_0800070413395486394.jpg?caw=800)
グループワークでは、まず一人が自身の事業計画を発表し、他のメンバーが“傾聴”。
発表する側になると“想い”に熱が入り、身振り手振りが加わります。聞く側はというと、時にはうなずき、時にはメモを取りながら熱心に耳を傾けていました。
その後は、聞いた側からのインタビューです。
「場所はどうするの?」「値段は?」「競合する店は?」など具体的な質問も出て、発表者はその質問について考え、答えていく中で、自分の構想の確認や新たな気づきを得て、より具体的なスケッチができたようです。
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さてさて、午後からはランチ&交流会。
今回のゲストは、中西 美和さん(カンガルーマム企画代表)と後藤 典子さん(たべもの雑貨enowa 店主)です。
カンガルーマムは、スクラップブックの装飾材料のネット販売をしています。専業主婦だった中西さんの起業のきっかけは、『主人が働いて稼いできたお金を自分のために使うのに抵抗があった』『使うことに罪悪感があった』とのことで、『自分で外でお金を稼ぎたい!』と思ったことと、『子どもの側に居て何かできることはないか』ということ。
最初は自分のお小遣いにと月1~2万程度の収入で満足していたけれど、ご主人の病気をきっかけにこの事業で家計を支えなければならなくなり、仕入・経費・売上といったお金の流れを真剣に考えるように。それからは進んで創業塾セミナーに参加したり、起業や運営について学んだとのことです。
★見本を手に説明する中西さん ★ゲストに質問する堀田代表
後藤さんはもともと布を使ったハンドメイドをやっていました。しかし、クオリティーの低い同じような人が増え、もっと自分のクオリティーをあげて個展をやりたいと思ったけれどそのような場所もなく、それなら自分で創ろうと思ったのがきっかけ。
“有言不実行”な人に対して『言わなきゃいいのに』と思う反面、『言ったからにはやらなくちゃ』と思うようになり、『私、店をやるけん。』とアナウンスすることが転機につながったとのこと。それによってアンテナの触手がのびて、不動産や人材の情報も舞い込んできたとのことでした。
★起業の経緯をお話する後藤さん ★enowa のお弁当
それぞれの経緯は違いますが、共通して『続けるためには、起業してからの資金繰りが大切』というお話を聞くこともでき、改めて『事業計画』の必要性を認識できた、とても有意義なランチ会でした。
しかも、なぜか笑いも盛り沢山。
前回に続き、あっという間の2時間でした。
by. きまり(木綱)