津軽三味線 バチ 加工
津軽三味線の師匠(東谷 恵氏)よりご依頼を受けて鼈甲バチの加工をしました。加工前の画像です。元のサイズはこんな感じです。ご依頼主はお年寄りの方で大きなバチが使い辛く右側の小さいバチと同じサイズに加工して欲しいと言うご相談でした。見比べると確かに大きい!最初から小さい物は売っていないようです。サイズを合わせる為に目安にする線を書きました。鼈甲は貼り重ねて形成されているので欠け易く、慎重に加工しなければなりません。糸鋸とサンダーで小さくして水研磨、バフ研磨して仕上げました。握る部分も面を少し落として手になじむように加工しました。サイズ加工(5,000円~)津軽三味線は弾くというよりは叩くイメージが強いかも知れません。繊細な旋律から海の荒波の様な、激しいうなりギターで言うハマリングオン、プリングオフを多用した速弾き!日本人の魂を揺さぶる音色は和製ブルース・ロックとも言えます。代表する津軽三味線プレイヤーとしては「上妻宏光氏」 「木乃下真一氏」 等がいますが若手の「はなわちえ」さんはau XperiaのCM出演もされた注目のプレイヤーですよかったら、チェックしてください。あの小さなボディーから放たれる生鳴りは、弦楽器の中でも圧倒的な存在感があります。