袖振り合うも他生の縁 ① | ののののブログ

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LAに住む引きこもり。猫より猫らしく暮らしてます。。時々、日本に帰ったら走り回ります。

私は、昔から変な事に遭遇する体質で、動けば何かに巻き込まれるみたいな生活をしていたので、LAで引きこもりして1番快適な事は、変な事が減った事だ。。


家の中にいると、お社(やしろ)の中にいる気分だ。。


変な出来事があまりにも多いので周りの人に「1番は?」みたいな質問もされるが、何分すぐ忘れるたちなのでその質問は困る。。ふと思い出した小話をひとつ。。


この話は、祖父の影響で世界一のジェラートを食べるミッションで、イタリアに旅行に行った話に遡ります。。↓



小さい頃から、イタリアに行く事が夢だった私。

若かりし時、毎日が激動に忙しかったが、ある転職を機に、ついに夢を果たした。。


ちょうどイースターの時で、高額ではあるけど安全な少人数でイタリア全土を回るバスツアーを申し込みをした。。


10人くらいの参加者だったと思う。参加者も少く、快適な旅であった。。


治安が悪いから出歩かないでくださいと添乗員から言われたが、もう一生行けないかもしれないイタリア。。


ローマで、バルを、ちょっとだけ覗いてみたい!という好奇心が勝り、参加していた男性を誘い、夜に出掛けてみたら、いろんな人に話かけられて楽しかった。。


「俺は、イタリア語も英語もできない」という建築系の仕事をしているスペイン人。イタリア語はできないけど、英語で授業を受けてるというアフリカから留学できている学生とも話しましたが、英語もイタリア語もスペイン語もできない私は、はたして何語で話していたのでしょうか。。自分でも謎です。。


そんな話を朝食時にしてたら「俺も行きたい!」というおっさんが現れた。そこで、行きたい人を引き連れてその日も同じバルへ。。


おっさんが「〇〇(ある地名)では…」なんていう地元話を始めたので「それ、どこの〇〇ですか?」聞いたら、なんと、私が住んでいる街。。 


「そこ私、住んでます。。」


「え!何丁目に住んでますか?」


「一丁目です。。」


「うそ!!◯◯マンションなんだけどわかる?」


「その隣です。。」


「あー!!〇〇マンションか!!」


お互い名前も職業も明かさずに別れ、もう会うはずのない関係になるはずだった。。


しかし、運命なのか宿命なのか地球の裏側のよう所で出会うご近所さんは、嫌でも袖が触れ合うようにできている。。


続く。。↓




おまけの音楽↓