「書く」を仕事に

「書く」を仕事に

オモロくてキビしくて愛しい、ライター生活。
取材・文/有留もと子
お問合せ/moco_moco_moco@hotmail.com

Amebaでブログを始めよう!

 

突然の訃報に言葉もありません。

 

アメリカのアーティスト、ピーター・アービットサンが急逝したと、

彼の個展を開いていたギャラリーのInstagramで知りました。

 

アービットサンのInstagramをフォローして、ストーリーズに「イイね!

」したら、「ありがと!」って日本語で返事をくれるようになりました。

 

いつかお金持ちになったら、彼の作品をコレクションするのが夢だった。

なんだろう、想像以上に悲しい。寂しい。

「心にぽっかり穴が空いたような」という手垢にまみれた表現があるけれど、本当にそんな感じです。

 

 

ピーター・アービットサン、どうかやすらかに。

ライターの有留です。

いつもお世話になっております。

 

ただいま、お手伝いした本が発売中です。

西原愛香さんの

『運もキレイも引き寄せる パワフル開運術』

(廣済堂出版)

 

表紙にGOLDの箔押しキラキラキラキラ 大切に作られた本です。

 

恋愛引き寄せアドバイザーとして、たくさんの女性たちを幸せに導いてきた愛香さんによる、運を良くする具体的なメソッドが満載です。

 

個人的には、「運は人間関係」と言い切ってくれたところがツボでした。

 

我が人生を振り返ってみると……

確かに、良いことも悪いことも他人が運んできてくれました。

 

くじ運とか、自分の力ではどうにもならない運を追い求めるよりも、

自分で変えていける範囲の人間関係をケアしていく方が

現実的に人生を良くしていけるんじゃないかな。

 

この本は、「おわりに」も是非読んでいただきたいです。

愛香さんが恋愛引き寄せアドバイザーとしてやっていこうと決心した“瞬間”が書いてあります。

 
私は彼女のこの瞬間を知りたくて、伝えたくて、ずっとお手伝いし続けてきたんだと思いました。
 
はじまりは、いつもゼロから。

 

ライターの有留です。

いつもお世話になっております。

 

現在進行中のお仕事、

著者さんがすっごく若いんですよ。

私は著者さんの親世代…… いや、それよりも年上かもしれない滝汗滝汗滝汗

 

「恐るべき子供たち」

 

っていう、コクトーの小説のタイトルを思い出しながら

仕事をしています。

 

ま、若い人が台頭してくるのは

ある意味社会が健全だということでもありますからね。

それは、いいんです。

 

いいんだけど、

「で、私の感性はどうなんだ?」

っていうのが私にとっての大問題なわけです。

 

 

ブックライターという仕事をし続けていく限り

これから先、どんどん著者さんとの

年齢差は開いていくだろう。

 

そのとき私は、彼ら・彼女らの新しい世界観を

共感できるのか?

ブックライターとしてそれを理解し、

より膨らませることができるのか?

 

 

仕事のキャリアが長くなれば、一応スキルは
上がっていきます。
 
しかし、感性が古びていくと
いい仕事はできなくなってしまう。
 
 

これ、どうしたらいいんですかね。

わりと切実に悩むあせる

 

多分、若い人たちの世俗に親しむだけじゃ

ダメなんじゃないかという気がする。

いよいよ本当に、自分をただの容れ物にするしかないんだろうか。

一切のジャッジを捨てて。

もう、ほとんど精神修行だよね。

 

 

ブックライター道、険しいです。

どこまでいっても新たな悩みが出てくるなあ。

 

ライターの有留です。

いつもお世話になっております。

 

先日、ファッション雑誌の『JJ』(光文社)が休刊になりました。

 

『JJ』が創刊されたのは1975年。

高度経済成長期が一服したタイミングです。

同じ光文社から発売されていた

『女性自身』の別冊としてスタートしたため

「Josei-Jishin」の頭文字をとって『JJ』と命名されたとか。

 

 

image

(私は『olive』派でした。好きなファッションのテイストは今も変わらない……)

 

 

ご存じの方はよくご存じだと思うのですが、

「女子大生ブーム」っていうのが、1980年くらいから始まります。

素人女子大生をモデルにしたコンテンツが大量に

作られるようになりました。

 

その女子大生ブームにうまく乗ったのが『JJ』。

女子大生を中心とする女性層に向けて

ファッションのトレンドを次々に仕掛けていきました。

 
時代はちょうどバブル経済へ。
世の中、なんだか浮かれていましたねえ。
日本の未来が暗いなんて、誰も思っていなかったと思う。
っていうか、未来のことなんてあんまり真剣に考えていなかったような気がします。
 
私は当時高校生くらいでした。
前髪を鶏のとさかのように巻いたお姉さんたちが街中を闊歩するのを見て
「変な髪形……」
と思っていました。
 
私は『JJ』よりもマガジンハウス社の『olive』(1983年新創刊)の方が好きで
「生まれ変わったらパリジェンヌになる」
と秘かに誓っていました……。
 
今にしてみればアホみたいだけど、そういう時代だったんです!
 
『JJ』は女性性を強く意識してイケイケな感じ。
『olive』はカルチャー寄りで、ガーリーなイメージ。
まったく相反する世界観でした。
 
私は大学生になっても相変わらず『olive』を読んでいて、
アルバイトしてためたお金は、ブランド物のバッグに貢ぐことなく
ヨーロッパ旅行につぎ込んでいました。
 
しかし、大学を卒業して働きだしたら、
いつまでもガーリーでいられるわけもなく。
気が付いたら『olive』はいつの間にか休刊(2000年)していて。
 
私のテイストに全く合わなかった『JJ』は
21世紀になっても生き残っていたわけですが、
とうとう、このたびの休刊。
ついに一度も読んだことがなかった……。
 
もうファッションの情報にお金を出す時代じゃないってことですね。
ブログやインスタグラムなんかで十分なんだ。
 
ファッションそのものも、ユニクロをはじめとする
ファストファッションが優勢だしね。
ハイブランドの最新トレンドなんて
別に知らなくてもいい。興味はない。
おしゃれな子たちは、お財布にやさしいお値段の洋服を
どれだけかっこよく着こなせるかを競い合っている。
そこにプロのジャッジはいらないんだよね。
自分たちがよければ、それでよい。
 
本当に時代が変わったなあと感慨深いです。
これから先もまた変わっていくんだろうなあ。
 
雑誌文化で育った私としてはちょっと寂しくもあります。

ライターの有留です。

いつもお世話になっております。

 

10月ですね! 

2020年の残りがあと3か月切ってしまいました。

ウギャ!って感じです。

 

ま、そんなことはさておき。

 

先日、気に入ったスニーカーを発見したので

とあるセレクトショップに電話して

在庫の確認をしたんです。

 

私:◎◎◎社の△△というスニーカーはありますか?

お店のスタッフ:えーと……何を見てこちらにおかけですか?

私:■■というショッピングサイトです。

お店のスタッフ:そこに商品番号って載っていますか?

 

サイトの画面を見ると、「商品番号」という名称ではないですが

数桁の数字が2種類記載されています。

 

私:「商品番号」ではないんだけど……数字が2種類あります

お店のスタッフ:わかりました! じゃあいったん受け取っちゃいます!

私:あ、はい……

 

 

 

 

そこから私はスマホを持ったままひたすら待つことになりました。

相手の電話は保留になっていないので、向こうでスタッフ同士が

話している声が聞こえてきます。

 

「◎◎◎の△△、入荷してる?」

「あー、なんかあったね」

「在庫あるかって」

etc……

 

そして5分以上が過ぎ。

 

お店のスタッフ:あのー、探してもらってます?

 

え!

どういうこと?

もしかして「いったん受け取っちゃいます!」っていうのは

「その番号を教えてください」っていう意味だったの?

 

わかりにくいわーーー!

 

私:探してませんよ。「いったん受け取っちゃいます」って言うから

「ここまでの話を承りました。こちらで確認します」という意味だと思っていました。

「その番号を教えてください」って普通に言ってくれれば、すぐに伝えたのに

お店のスタッフ:あ、すみません、すみませんあせるあせる

 
 
やっぱり、相手にわかりやすい言葉で伝えるのって
すごく大事。
マジ大事。
相手が若いから、若くないから、男だから、女だからって
関係ないです。
相手が理解するところまでが「伝える」ことだから。
 
不毛な5分を過ごして痛感しました。
私も普通の言葉で伝えられる人になろう。
 
探していたスニーカーは、結局まだ入荷されていなくて
入り次第連絡をもらうことになりましたキラキラ
 
 
※電話の向こうの会話が仕事の内容に
即していたのが、せめてもの救い。
「めんどくせーな」とか聞こえてきたら
本当にがっかりしていたところでした。