スキルは上がるが感覚は古びていく | 「書く」を仕事に

「書く」を仕事に

オモロくてキビしくて愛しい、ライター生活。
取材・文/有留もと子
お問合せ/moco_moco_moco@hotmail.com

ライターの有留です。

いつもお世話になっております。

 

現在進行中のお仕事、

著者さんがすっごく若いんですよ。

私は著者さんの親世代…… いや、それよりも年上かもしれない滝汗滝汗滝汗

 

「恐るべき子供たち」

 

っていう、コクトーの小説のタイトルを思い出しながら

仕事をしています。

 

ま、若い人が台頭してくるのは

ある意味社会が健全だということでもありますからね。

それは、いいんです。

 

いいんだけど、

「で、私の感性はどうなんだ?」

っていうのが私にとっての大問題なわけです。

 

 

ブックライターという仕事をし続けていく限り

これから先、どんどん著者さんとの

年齢差は開いていくだろう。

 

そのとき私は、彼ら・彼女らの新しい世界観を

共感できるのか?

ブックライターとしてそれを理解し、

より膨らませることができるのか?

 

 

仕事のキャリアが長くなれば、一応スキルは
上がっていきます。
 
しかし、感性が古びていくと
いい仕事はできなくなってしまう。
 
 

これ、どうしたらいいんですかね。

わりと切実に悩むあせる

 

多分、若い人たちの世俗に親しむだけじゃ

ダメなんじゃないかという気がする。

いよいよ本当に、自分をただの容れ物にするしかないんだろうか。

一切のジャッジを捨てて。

もう、ほとんど精神修行だよね。

 

 

ブックライター道、険しいです。

どこまでいっても新たな悩みが出てくるなあ。