“あ”が読めた!文字と音がつながる瞬間。苦手だったひらがなが「楽しい!」に変わるまでの物語 | Wonder Forest ブログ

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子どもと家族の支援への想いとノウハウが詰まったブログです。

トータスキッズ指導員の板倉です。

今日はAちゃんのお話を。

 

Aちゃんは、ハーフのとても元気な小学1年生の女の子。

会話は日本語で上手にできますが、ひらがなの読み書きは少し苦手です。

 

自分のフルネームを言えるし、書くこともできます。

名前のひらがな6文字を順番に並べることも問題なし。

 

ただ、

 

「あ(ひらがな)」=「ア(音)」

 

この 文字と音の一致 がまだ十分ではない様子でした。

 

そのため、お母様からも

「字が読めるようになってほしい」

というご希望があり、支援を始めました。

 

<まずは名前の6文字から>

同じ文字を形で見分け、マッチングすることはできます。

しかし、音を聞いてもそのままエコーするだけで

文字と結びつかず、学習につながりにくい状態でした。

 

そこでAちゃんに

 

「言葉はひらがなの組み合わせでできている」

 

ことを実感してもらうため、教材を工夫しました。

 

名前の6文字それぞれがつく

身近な物のイラスト+ひらがな を組み合わせる教材です。

 

例:『あ』がつく言葉のカード

(イラスト+文字を組み合わせる形式)

 

<「できた!」の積み重ねでステップアップ>

最初は

『あ』以外の文字はあらかじめつけて置き、

『あ』だけAちゃんにつけてもらう形。

→難なくクリア!

 

次は全部の文字を外し、

音声プロンプトを使いつつ

正しい位置に『あ』を配置。

3回ほどで自力でできるようになり、

「私、自分でできる!」

と、嬉しそうな表情。

 

ひらがな学習は好きではなかったAちゃんが

意欲的に取り組んでくれたことが何よりの成長でした。

 

<さらに難易度アップ>

今度は

他の言葉から必要な文字を探してくる課題へ。

 

例:

「『あさ』の『さ』は、『さる』の『さ』だね」

 

指差しや音声プロンプトを使いつつ進めると、

徐々にお手本なしでできるように!

 

そして完成後には、

 

「『ぴあの』の『あ』を取ったら『ぴの』〜!」

 

と言葉遊びも取り入れました。

すると、Aちゃんも自ら楽しそうにやるように。

理解が確実に進んでいる証拠です。

 

<絵本にもチャレンジを>

Aちゃんは週3回利用。

他の指導員もこの課題を継続してくれています。

 

名前の2文字目も定着してきたため、

「そろそろ3文字目に進んでいいね」と話しています。

 

また、

 

「絵本が読めるようになると楽しさも達成感も大きいよね」

 

と指導員同士で話し合い、

同じひらがなの繰り返しが多い絵本も取り入れることに。

 

<一人ひとりに寄り添う支援を>

このようにトータスキッズでは、

苦手・困りごと・願いに合わせて

その子に最適な支援方法を一緒に考え

課題を作成し実践していけるのが強みです。

 

今後も、生徒さん一人ひとりに寄り添いながら、楽しく、効果的に「できる」を増やしていきたいです。

 

*トータスキッズでは、お子様の「困った」を「できた!」に変える個別指導の利用者を募集しています。スタッフの1/3以上が公認心理師&臨床心理士という専門性の高い支援が強みのトータスキッズの個別指導、あなたも体感してみませんか?

 

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