Wonder Forest ブログ

Wonder Forest ブログ

子どもと家族の支援への想いとノウハウが詰まったブログです。

「困った…」を「できた!」に変える支援の場、トータスキッズ指導員の岩野です。

 

新年度に向けて環境の変わる季節になりましたね!

 

トータスキッズでも新年度に向け、事務的な準備と共に、スタッフ一人ひとりが職場や仕事への思いを振り返る機会を持ちました。

 

トータスキッズの高橋代表は、ご自身の経験から障害のあるお子さんを持つ親御さんの思いに寄り添い、「親亡き後も安心して暮らせる地域づくり」を目指しています。

 

そのために、

 

“事業や地域活動を通じた『学び合い・育ち合うワクワクの場づくり』の中で、参加する人も支援する人も『これをやってみよう!』と考えて行動できる社会をつくる”

 

という理念を掲げています。

 

この理念を実現するため、まずはスタッフ同士の意識をそろえ、共通の価値観を持って働けるよう、さまざまな研修を行いました。

 

<ブログ研修で伝える力を磨く>

まず、202311月から、職員が順番に【ナラティブ・ベース】さんの指導のもと、ブログ研修を受講しました。

 

「トータスキッズの良さを、より多くの方に知ってもらうには?」

 

このテーマのもと、まずは「誰に対して、何を伝えたいか」を明確にしながら、私たちが日々工夫していることや、トータスキッズならではの取り組みを、分かりやすく、魅力的に伝えられるよう文章の構成について学びました。

 

<スタッフ間で理念を共有する>

20242月には、トータスキッズの母体であるWonder Forestの理念を深く理解し、自分たちの仕事にどう活かせるかを考える研修を実施しました。

 

スタッフそれぞれが、高橋代表の理念についてどう感じているのかを言葉にし、お互いの思いを共有。その上で、通所しているお子さんやご家族、地域の方々に対して

 

「私たちに何ができるのか?」

 

を話し合いました。

 

<未来に向けての一歩>

そして3月には、今年で4年目となる【折口みゆき】先生との研修。

 

この研修では、2023年度の振り返りを行い、

 

「それぞれが頑張ったこと」

「成長できたこと」

 

を認め合いました。

 

また、新年度に向けて、

 

「どう成長していきたいか」

「どんなことにチャレンジしたいか」

 

を考える貴重な時間となりました。

 

<チームとしての実感>

研修を通して、改めて感じたのは、

 

「スタッフが高橋代表の理念に賛同している」

 

ということ。

 

各自の頑張りや成長の仕方はそれぞれ異なりますが、全員が同じ方向を目指しており、自分の役割や今後の取り組み方について深く考える貴重な時間となりました。

 

それぞれの強みを活かしながら前に進んでいける。。。

 

改めて、私たちはそんなチームだなぁと実感しました。

 

今回の研修で感じたことを皆んなの

 

「やってよかった!!」

 

に還元できるよう、新たな気持ちで新年度を迎えたいと思います(^^)

 

*トータスキッズでは、お子様の「困った」を「できた!」に変える個別指導の利用者を募集しています。スタッフの1/3以上が公認心理師&臨床心理士という専門性の高い支援が強みのトータスキッズの個別指導、あなたも体感してみませんか?

 

まずは指導見学から。

ご連絡お待ちしています。

(問合せは下記URLまたはQRコードにて。)

https://www.ts-kids.com/mailform-v7.0/index.html

(トータスキッズ問い合わせフォーム)

 

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「困った…」を「できた!」に変える支援の場

トータスキッズ指導員・板倉です。

 

今日は、私が長く担当していたHちゃんの卒業に際し、これまでの想い出を手紙にしてみました。

 

********************

Hちゃんへ

 

来月は一年生だね。

 

だから、今月のおはなしは『ワクワク一年生』にしたよ。小学校でどう過ごすのか、一日の様子や決まりなどを、お話にまとめたよ。一緒に勉強しようね。

 

この毎月おはなしを始めたのは、去年の7月の『たなばたのおはなし』からだったね。

きっかけ、は木のパズルの枠に書いてある『鶴の恩返し』のおはなし。パズルをやってお話を読んで、その場面をイラストで確認する。そんなことを繰り返しているうちに、次第にお話の内容を理解していってる様子が伝わってきて。

 

「こんなにじっくりお話を読めるなら、毎月の行事にちなんだお話を作ってみよう!」そう思って始めたのが、今月のおはなしのきっかけだったんだよ。

 

月のことばは、それより前の1月から。行事に興味があると聞いて、毎月の行事や旬の食べ物、季節の花や木のイラストをカードにして、裏に名前や説明を書いたんだ。

文字を読むのが好きなHちゃんは、行事や物の名前を覚えるのが、とても早かったね。

 

毎日来てるとすぐに飽きちゃうかも、という心配とは裏腹に、月のことばと今月のおはなしを、毎回楽しみに来てくれたね。

 

「◯月のことば、やるよ」

「おはなし、よもう」

って言ってくれるのが、とても嬉しかったよ。

 

毎月、カードとお話しを考えて作るのは、ちょっぴり大変だったけど、毎日喜んでやってくれるHちゃんの様子を思い浮かべて、頑張れたよ。

 

最初は暗記するだけだった言葉も、ある時にそれらが実際の行事や物と結びつく瞬間があって、その時に

「ああ、こういうことね」

って感じで、先生に教えてくれる時のHちゃんの表情や言葉が、先生には最高の贈り物でした。

 

Hちゃんには、他にも沢山教材を作ったり考えたりしたよ。

トーマスの名前の並べ替えは、のり付けの練習用に作ったんだけど、ハサミの一回切りと数字書きの練習にもなるようにしたよ。飽きないように、20のキャラクターで作ったけど、一巡したら順番を覚えて、

「今日はダグラス♪」

とか言って、これも毎回楽しみに来てくれたよね。

 

他にも、

・線引きプリント(Hちゃんの成長に合わせてレベルアップしたね)

・ドラえもんのキャラクター折り紙の台紙

・ハサミ連続切りの果物シリーズ

・セロハンテープを長さに合わせて切る練習プリント

・お絵描きプリント

・積み木の街づくりモデル

・ケンケンパーの練習足型などなど。

ボール投げの練習もして、今はパスとキャッチがとても上手になったね!

 

どれも、お母さんからの聞き取りや園での行動観察の様子から、Hちゃんが苦手にしてることや、できるようになったらいいな、ということのために作った課題や練習だったんだよ。

 

Hちゃんは初めての課題には拒否が強かったから、楽しく取り組めるようにHちゃんの好きなトーマスやドラえもんのイラストを入れて作ったよ。

その成果かな?「一緒にやろう」を受け入れて、どの課題も拒否なく取り組んでくれて、着席して安定して課題に取り組めるようになっていったよね。

 

そうしたら、いつの間にかお勉強以外でもどんどん成長していったね。

挨拶がしっかりできるようになって、課題やおもちゃをぐちゃぐちゃにしなくなって。

お友だちや先生にどーんとぶつかりに行くんじゃなくて、言葉で「いっしよに、あそぼ」って伝えられるようになって。

最近は、やりたいことやおもちゃを譲って、お友だちやお兄ちゃんと楽しく遊べるようになって、本当にすっかりお兄さんになったよね。

 

 

そんな成長を、たくさん見せてくれてありがとう。毎日来てくれていたHちゃんのトータス卒業はちょっぴりさみしいけど、これからもずっと応援しているよ。

 

楽しい小学校生活を送ってね。訪問支援での様子を教えてもらうのを、楽しみにしています。
 

*トータスキッズでは、お子様の「困った」を「できた!」に変える個別指導の利用者を募集しています。スタッフの1/3以上が公認心理師&臨床心理士という専門性の高い支援が強みのトータスキッズの個別指導、あなたも体感してみませんか?

 

まずは指導見学から。

ご連絡お待ちしています。

(問合せは下記URLまたはQRコードにて。)

https://www.ts-kids.com/mailform-v7.0/index.html

(トータスキッズ問い合わせフォーム)

発達に凸凹のある子どもたちを「行動」という視点から理解を深め、座学とロールプレイを通してその支援を学びます。

 

日時:2025416日(水)10:00-15:00

会場:Wonder Forest

      横須賀市長沢1-32-8根岸店舗1階右側

 

<スケジュール>

10:00-12:00

行動の仕組みを理解しよう!

行動の法則性を学ぶ

机での指導の基本をロールプレイで体験する

 

12:30-15:00

〜「困った」を「できた!」に変える〜

子どもの行動を分析してみよう!

フレームワークを使って、行動を分析してみる

着席行動が安定しないなど、子どもの困った行動等の支援をロールプレイで体験する。

 

*各回共、座学+ロールプレイによる実践研修で構成されています。ロールプレイを含む内容は、主に未就学児向けですが、支援の仕組みは学齢期・成人期まで共通するものがありますので、学校・福祉の支援者の方、保護者の方にもご参加いただけます。

*駐車場はございません。ご来場には公共交通機関をご利用ください(京急長沢駅徒歩1分)

 

講師:        高橋嘉誉(公認心理師/Wonder Forest代表/児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援トータスキッズ代表)

参加費:    無料

持ち物:     筆記用具、飲み物、昼食

募集:        8名(定員になり次第締切)

申込:       下記URLまたはチラシコードから申込。

https://forms.gle/2oWxyabXRR4CYJny9

応募締切:2025414日(月)

主催:       トータスキッズ


 

“「困った」を「できた!」に変える支援の場”トータスキッズ指導員の福島です。
 
今日は、ある忘れられない瞬間についてお話ししたいと思います。主人公はKくん。言葉でのコミュニケーションが難しい年中さんです。彼が3歳の頃から関わっていますが、これまでKくんが言葉を発して思いを伝える場面はありませんでした。ただ、こちらの言っていることは何となく伝わっているように感じることはありました。
 
そんなKくんが最近お気に入りのおもちゃは「アンパンマンパソコン」。ひらがなのキーボードを押すと、その文字の音が出る仕組みのおもちゃです。以前は、キーボードを太鼓のように両手で叩いて遊んでいました。
 
ところがある日、Kくんの遊び方が変わっていました。バンバン叩くのではなく、人差し指で一文字ずつ押していたのです。それも、音を確認するように慎重に。これは何かあるかもしれないと思い、お母様に最近の様子を伺いました。
 
私「もしかして最近、お家の中で、Kくんがひらがなに興味を持っているような場面はありますか。」
お母様「そうですね、以前と変わらず動画を見ていますが、最近は字幕をつけてみています。」
 
字幕をつけて見ているということは、Kくんが文字に興味を持っているということです。僕はアンパンマンパソコンに夢中のKくんの指に注目しました。
 
ランダムに押しているように見えたキーの並びをよく見ると、え?もしかして意味のある文字を押しているのかも。。
「た」「ま」「ご」「や」「き」……。
<あっ!たまごやきだ!>
「Kくん、すごい!たまごやきって言いたいんだね!」
 
気がつけてよかった!!僕にとっては言葉に表わしきれない感動の瞬間でした。お母様によると、最近「たまごやき」と「ゆでたまご」の動画をよく観ているとのこと。Kくんは、大好きなものを伝えようとしていたのです。
 
次の指導では、文字に興味を持っているKくんのために、ひらがなの型はめを用意しました。しかし、全く食いつきません。。。なぜ?
 
考え続ける中で、Kくんが夢中になっている「アンパンマンパソコン」と「字幕付き動画」に共通することに気づきました。それは、「目で文字を確認しながら耳で音を聞いている」ことです。型はめパズルには音がない……。
 
<そうか!指で文字を提示しながら、僕がその文字の音を伝えればいいんだ!>
 
と閃いた僕は、Kくんの前で型はめピースの文字を指差しながら、「あ、い、う、え、お」一つ一つ声に出して読んでいきました。するとKくんの表情が変わっていったのです。そして、僕の腕をつかみ、型はめの方に持っていきました。Kくんから「もっと読んでほしい」という想いが伝わってきました。
 
もう一度、あ行から「あ」「い」「う」「え」「お」と順番に指を差しながら読んでいきました。か行も同様に、「か」「き」と読んでいこうとすると、突然、Kくんが「き」ピースで僕の腕をつかみました。Kくんは何かを僕に伝えようとしている。そう思った私は、「き」の文字から始まる言葉を想像しながら、再びあ行から一文字ずつ指を指していきました。「あ」「い」「う」…「さ」「し」と読んでいくと、今度は「し」で止まりました。
 
お母様に最近の動画の傾向から、「きし」から始まる言葉で心当たりがあるかを聞きました。
 
お母様「最近鳥の動画を観ていて、、、きし?キジバト?、キジバトだ、キジバトだと思います!」
試しに僕が「は」の文字を指差して「は」と言うと、Kくんはそのピースを取りました。そして「と」のピースも同様に取ると、「き」「し」「は」「と」が出来ました!
 
最後に僕が「キジバト!」と言うとKくんが満面の笑みで僕のお腹に顔をスリスリしてきました。Kくんの"伝えたい"という思いと僕の"知りたい"という気持ちが繋がった瞬間でした。
 
そこからKくんは、「ハクセキレイ」「トバト」「ヒヨドリ」たくさんの鳥の名前を、型はめボードという一つのツールを用いて、僕に教えてくれたのです。
 
それまで私は型はめパズルを「ひらがなの形を学ぶもの」として使っていました。しかし、文字を指差しながら音を伝えることで、Kくんにとって「コミュニケーションツール」へと変わったのです。
 
一つの教材やおもちゃでも、使い方次第で可能性は無限に広がる——Kくんがそう教えてくれました。
 
Kくんと型はめを使った初めてのコミュニケーションは、僕にとって忘れられない瞬間です。子どもの"伝えたい思い"と指導員の"知りたい思い"が繋がったあの時間は筆舌に尽くしがたい感動がありました。これからも指導にあたるときは、子どもの可能性を信じながら、"できること"を少しずつ、でも確実に伸ばしていけるそんな指導員でありたいと思います。

こんにちは!
エデュテインメントで人と社会にワクワクを
Wonder Forest代表・高橋です。

このブログでは、Wonder Forestのスタッフをインタビュー形式で紹介していきます。今回は、子どもたちの学びを楽しい空気に変えてしまう“エデュテインメントの達人”、古山さんにお話を伺いました!

<Wonder Forestを知ったきっかけは何ですか?>
古山:求人サイトで知りました。
高橋:シンプル!(笑)

<最終的にここで働いてみようと思った理由は何ですか?>
古山: 一度見学に来させていただいて、その時に高橋さんのお話を聞き、採用試験を受けようと決めました。でも、なんで決めたんだっけ?
高橋: もう4年経ってるしね(笑)。
古山: あっ、思い出しました!大学で児童心理のゼミを専攻していて、その中でずっと気になっていた“配慮が必要な子どもの個別支援”に興味があったんです。だから、ここでチャレンジしてみようと思いました。
高橋: そうだったんだね!
古山:浅くなんですけど。

<現在はどんなお仕事をしていますか>
古山:お子さんの個別指導や保護者対応、個別支援計画の作成などを担当しています。現場に立つだけでなく、様々な業務に関わらせてもらっています。
高橋:もう、本当に神!(笑)
古山:最初は「こんな大事な仕事を任されて大丈夫かな…」と思っていました。でも、今はやりがいを感じながら頑張っています。
高橋:なんかできる人に押し付けてるみたいな感じ?(笑)
古山:(笑)でも、他の保育現場ではパートだと記録や日誌を書く程度で、指導計画には関われないことが多いんです。ここでは幅広い業務を経験できるので、本当にやりがいがあります。
高橋: そう言ってくれる古山さんが大好き!ありがとう^^

<働く上で大事にしていることは何ですか?>
古山: 「やりがい」です。最初は正直、勤務地や時給などの条件で決めた部分もありました。でも、働くうちに「やりたい!」と思ったことが実現できる場所だと分かってきたんです。だからこそ、今はどんどん自分のやりたいことを発信して、形にしています。
高橋: 「やりたい!」という思いを大事にしてほしいと思ってこの事業を作ったのでそう言ってくれると本当に嬉しい!
古山: とても楽しく働かせてもらっています。

<どんな人に働く仲間になってほしいですか?>
古山: いろんなタイプの人に来てほしいですね!社会はいろんな人がいて成り立っているので。もちろん、遅刻とか迷惑をかけるのは困りますけど(笑)、違う個性やバックグラウンドを持った人と一緒に働くのは楽しみです。
高橋: 確かにね。今、スタッフは12名いるけど、みんな個性が違うよね。
古山:違いますね。
高橋:でも、なんか、成長したいとか、こういうことやりたいと思うとか、軸のところは同じ。
古山:そうですね、見ている方向は一緒がいいかなって。
高橋: そうそう。その方法や持ち味がそれぞれ違うのが面白い!

<今後Wonder Forestでやってみたいことがあれば教えてください>
古山: 縁日みたいなイベントをやってみたいです!
高橋: 小集団クラスでもできそうだよね。
古山: ですよね!
高橋: この前のNフェス(地域づくりイベント)の時みたいに、子どもたちにお店を持たせるのも面白いかも。
古山: いいですね!

<最後に新しく入ってくる仲間に一言メッセージをお願いします>
古山: 子どもたちの指導や人間関係に慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。でも、すぐ馴染む人もいると思います。
高橋: そうだね。古山さんも、子どもの指導に馴染むのに1年くらいかかったよね。
古山: そうですね。最初はWonder Forestの方針と自分の考えのズレに悩んだこともありました。でも、1年くらい経って腑に落ちたんです。今は本当に楽しく仕事をしています!
高橋: そう言ってもらえて嬉しい!いつもありがとう。