動作模倣で学んだことを小学校の教育実習で活かせました! | Wonder Forest スタッフブログ

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子どもたちや保護者の方々はもちろん、地域や学校、スタッフやその家族など、日々様々な場所や人と関わりながら思ったことや感じたことをブログにしています。

こんにちは!トータスキッズ指導員の福島励です。

 

暑い日が続きますね、今年の梅雨明け予想は722日だそうです。まとまった雨が少なく、梅雨らしくない日が多かったですが確実に暑くなっています。本格的な夏が来ますね。

 

6月の1カ月間はお休みを頂戴し、大変ご迷惑をおかけしました。

 

その期間何をしていたのかと言いますと、実は小学校で教育実習を受けておりました。慣れない場で緊張もMAXでしたが、トータスで1年以上力をつけさせてもらってきた私。弱音は吐かない!下を向くな!!進め福島!!の精神でなんとか無事に実習を終え、トータスに戻って来ることができました。

 

実習現場の公立小学校の授業は集団学習です。トータスのような個人/少人数対象とは違うために、どうしても集団の中で遅れがあったり、皆と同じ行動を取るのが難しいお子さんが出てきてしまうという現実がありました。授業中に離席が多い児童に対して、授業中に立ち上がることを叱るのではなく、ABAでの強化、つまり座れているときに褒めることを意識しました。すると少しの変化ではありましたが、その児童の着席できる時間が長くなりました。

 

算数の授業では、宿題を出さない児童が多かったのが悩みでした。私はトータスで学んだABAの「やったら良いことがある」が作れないかを考えました。そこで「算数の宿題をやったら良いことがある!」を作るために、算数の宿題を出してくれた児童のノートに、先生自慢のスタンプと、先生からのコメントを書くことにしました。すると、児童の間で宿題を出したら先生からスタンプとコメントがもらえる!という噂が広がり、算数の宿題の提出が格段に増えました。トータスで学んだことが学校の現場でも活かせることが分かりとても嬉しい気持ちになりました。

 

教育実習では多くの先生から指導のスキルを学んだり、多くのアドバイスをいただきましたが、反対にまた私も教員の先生方から療育の世界では支援の必要な児童に対してどんなアプローチをしているの?と聞かれました。自分の経験を話すと、ベテランの教員の方が勉強になる、といって下さいました。

 

私は教育現場でも療育の現場でも情報交換をすることが大切であると感じました。教育も療育も全く別のものと捉えるのではなく、一人の子どもをどう成長させていくか、どう寄り添って育てていくかをみんなで協力して考えて行くことが大事なのだという事を実感しました。

教育実習で学んだことを今度はトータスで活かす!そんな気持ちでまた頑張りたいと思います!!