ヤフー時代、随分前に書いたRoxy Musicの名作”Avaron”の記事ですが…。
ワタクシはこの最終到達点となるアルバムを”桃源郷”と表現させて頂きました。
このアルバムが好きな方には何となく言わんとしてることが分かって頂けるのではないでしょうか?
いや、私が勝手にそう呼んでるだけですが…(^-^;
その桃源郷たる”Avaron”の扉まであと僅かのところのアルバム
Roxy Music
Flesh + Blood
Track List
00:00 - In the Midnight Hour
03:11 - Oh Yeah
08:02 - Same Old Scene
11:58 - Flesh and Blood
15:12 - My Only Love
20:31 - Over You
23:58 - Eight Miles High
28:51 - Rain Rain Rain
32:12 - No Strange Delight
36:57 - Running Wild
遂に正式メンバーはBryan Ferry、Andy Mackay、Phil Manzaneraの3人となってしまいました。
以前のギラギラしたロック色は薄れましたが、その分洗練された艶やかで雅なサウンドに埋め尽くされてます。
次のアルバムに隠れがちですが雰囲気こそ違えどこちらもいい曲が揃っており、これまで以上にとてもソウルフル。
オープニングを飾るウィルソンピケットの名曲”In the Midnight Hour”であったり、ダンサブルにアレンジされたバーズの名曲”Eight Miles High”は、彼らの黒人音楽への憧れなのでしょうね。
しかし、そこは湿り気のあるお国柄。何処か憂いを感じさせるのはブリティッシュロックたる所以ですか。
そして役者は”ダンディズム”の代名詞、ブライアン フェリー。
彼が歌えばロキシーになる。
好き嫌いは分かれますが、これほど優雅でクセが強いシンガーも珍しいでしょう。
それと相変わらず女性をモチーフにしたジャケットの美しさ。
槍投げをこれほど柔らかく、そして凛とした美しさを湛えた写真って素晴らしいセンスだと思います。
桃源郷までもうあとわずか…。
Oh Yeah
Same Old Scene
My Only Love