人生会議(ACP:Advanced Care Planning)という制度を
ご存じでしょうか。
以前もちょこっと振れたことがあるのですが、、、 (→★)
アーユルヴェーダではQOL(クオリティオブライフ;生命の質)の先、
QOD(クオリティオブデス;死にゆくプロセスの質)という考え方があります。
人生の最終段階、自身の意思決定が不可能になった時に備えて
終末における医療・ケアについて
いわゆる「もしもの時」どんな治療や最後を希望するかということを
家族や医療従事者とあらかじめ話し合っておくという
厚生労働省が勧めている制度のことです。
詳細は厚生労働省のHPをご覧くださいね。→ ★
最後の瞬間、どう迎えたいか。
どう送りたいか。
本人の希望と家族の希望が乖離している可能性だってあるわけです。
お互いにとって、後悔のないように事前に話し合っておけたら良いですよね。
これがわんにゃんなど一緒に暮らしている動物となると
なかなか本人と話し合っておくことができないので、
飼い主としては見送った後に、
『あれで良かったのだろうか。』
『もっと良い方法があったのではないか。』
など、色々な感情が押し寄せてきて、ペットロスになったり
無意識下(潜在意識)に感情を押し込めてしまったりするわけです。
場合によっては無理やり
『仕方なかったのだ。』と 押し込めたりしていることも。
実はそう言った感情が根深く残っていることによって
それが自身や現在暮らしているペットさんの
病気の種になっていることもあって、
別のご相談でお越しになったキネシオロジーのセッションで
浮き上がってくることなども度々。
そのお話についてはまた改めてお伝え出来たら良いと思いますが・・・
ひとまず 今一緒に暮らしている動物さんの看取りについて
特にシニアや深刻な病状の子がおられる場合は
ご家族、あるいはご自身の胸の内だけでも
心がまえをしておくと良いかと思います。
もしも自分がこの子だと想定したら、、、、
どんな治療を
どんなターミナルケアを選んで欲しいか。
少しでも長生きしたいと思うのか。(時間優先)
多少時間が短くなったとしても、自分らしく生きたいと思うのか。
腹をくくった飼い主の決断は
ほとんどの子が受け入れるのではないかと思います。
それでも 『後悔ゼロ』になるか❓ と言えば
そんなことはないかもしれません。
っていうか、『後悔ゼロ』の人の方が少ないんじゃないでしょうか。
でも、その時、あなたは色々な可能性を一生懸命あれもこれも
考えて、その時点では最善と思われる選択をしたのです。
私は後悔ゼロだったことはありませんし
それで良いのだと思っています。
ただ、後悔より、やり切った
という感情が少しでも多く残ればいいのかなと思っています。
そして、残った後悔。
同じことを繰り返さないように。
あるいは その経験が同じ境遇の子の役に立つように。
糧にすることが、看取った子たちも喜んでくれるのではないかと
そんな思いで講座やセッションをさせていただいています。
これが私の看取り看取られの美学です。
HPをご覧ください。
*リニューアル中なので、少々お見苦しい点はご了承くださいませ
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