人間が2足歩行になった時から
背骨は重力にさらされていて
いつも潰されようとしています
骨の上に立つという表現で
正しい姿勢を表現する人もいます
骨は建築物でいえば柱
骨や関節が正しい位置にハマっていれば
重力の影響を大きくうけなくて済みます
悪い姿勢は
筋肉を無駄に緊張させ
肩こり/腰痛などの引き金になります
この重力が
筋肉に大きな負担をかけたことで
慢性的な血行不良に肩こり・腰痛など
また長い間、悪い姿勢でいると
骨が潰れたり、変形したりします
(狭窄症・ヘルニア・変形性膝関節など)
正しい位置に維持してくれるのが筋肉
体の使い方に偏りがあれば
立って歩いて日常生活を送るために
無理やり真っすぐにしようとします
背骨がねじれてたって関係なく
周辺の筋肉で補い、固めて
真っすぐな姿勢を維持しようとします
そうすると
筋肉が無駄に緊張したり
骨盤が歪んだり・背骨が曲がったり…
建築物でいえば耐震強度の低い身体が完成
これらの積み重ねで
肩こり・腰痛以外にも内臓などに
様々な不調や痛みがでてきたりします
ピラティスでは
正しい身体のポジションを意識して
コントロールして動きます
安定して動くためには強い胴体と
背骨を引き延ばすことが大切だと
考えられています
日常動作にもどっても
正しい身体のポジションを維持できるよう
胴体を安定させ、あらゆる動作を行い
身体の使い方の再学習を行います
自分の身体の癖をみつけて
負担がかからない使い方を
正しくインプットし直していくのです
重力に負けない身体作り
耐震強度の高い身体作りをします
そして根気よく
続けることが大事です
人生100年時代ともいわれ
平均寿命がのびている世の中
悪い身体の使い方が
大きな症状として出てくるのは
おそらく数十年後…
人生最後まで
自分の足で好きなように出歩き
食べたい物を食べ、好きなように楽しめるかどうかは
日頃の身体の使い方にかかってますからね
つづく