
かなーり久しぶりのバイクネタです。
冬が明けて、ZZRくんも冬眠から覚ましてやりました。
バッテリーは案の定虫の息で、セルはかなり情けない弱々しい音でしたw
でもチョーク入れてセル1発でエンジン始動

今年は車検もあるので、検査に備えてGW中に12ヶ月点検を実施しました。
各部の規定トルクはサービスマニュアルに記載があるので、それに合わせてトルクレンチで増し締め。(といっても、緩みは無かったので確認だけで終わりましたが)
あとは各稼動部の動作がスムーズか確認し、保安部品の動作チェックしたら動作に関する点検はほぼ終了です。
メンテナンスとしては、この後から。
エアクリーナーエレメント交換のついでに、スロットルワイヤーやクラッチワイヤーなどのワイヤー類の交換を行うことにしました

まずは作業前の一枚。
いつものようにフューエルタンクまで降ろしたら、バッテリー外して充電に入ります。
多分、全ての作業が終わる頃には充電は完了しているかな。
(写真はエアクリーナーも外し終わっています)
交換前。
ワイヤー類は全て純正です。
まずは、スロットルワイヤー。
ステンレスメッシュに交換します

スロットルは、引き・戻しの2本を使用します。
今回は、キャブは降ろさずに作業しました。
本当はキャブ降ろした方が作業性は高いのですが、かなり面倒なので。
というわけで、ワイヤーを留めているタイコは手探りで脱着します。
引きと戻しを間違えないように、1本ずつ確実に交換しましょう。
(先走って両方外しちゃったら、諦めてキャブ降ろした方が面倒は少ないと思います)
スロットル側。
キャブのタイコが納まったら、スロットル組み上げる前にワイヤーを手で引っ張ってキャブの動作を確認しましょう。
これは、キャブOHでもおなじみの作業ですね。
スロットルまで組み上げたところ。
まずは、これで最初の工程は終了です

次はチョークワイヤー。
まぁ、パッケージの見た目はスロットルワイヤーと変わらないですね。
いちおう、専用製品となっています。
チョークワイヤーはスロットルに比べれば簡単です。
サクッと交換♪
整線後。
こんな風になります

うん、いい感じ。
最後にクラッチワイヤーを交換します。
クラッチワイヤーの交換は少々面倒くさいです。
固体によって配線経路も違うかもしれないので、この記事の内容は参考程度に、実際の交換は自車の配線に沿って作業してください。
まずはクラッチ側。
作業手順としては、まずクラッチレバーを外して、クラッチレバーからクラッチワイヤーを外します。
次に、クラッチ側に繋がっているクラッチワイヤーのタイコを外します。
これが結構大変。
クラッチの少し手前でナット2本で固定しているので、これを緩めてステーからワイヤーを外してからタイコを外します。
このとき、外し方にちょっとコツがあるので気をつけて下さい。
(言葉で表現するの難しいので割愛しますが、特別な技術や工具がなくても外れます)
ワイヤーのタイコが両側で外れたら、あとは古いケーブルをズルズル引き抜きます。
うちのZZRくんの場合はラジエター前側、ラジエターファンの横を通る感じで斜めに配線されていました。
新しいワイヤーも同じ経路で配線します。
クラッチ側のタイコ取り付け → ステーに取り付け → クラッチレバー組み上げと、外した時の逆順で組み上げていきます。
組み上げの際、赤丸部分のナットは締め忘れないように注意しましょう。
あと、こことクラッチレバーの2箇所でワイヤーの遊びを調整しますので、良い場所に合うまで納得のいくまで調整しましょう。
ここまで出来れば、ワイヤー類の交換は完了です。
組み上げついでにエレメントも交換っと。
エレメントは黄色い方が下です。
組みあがったら、オイルフィルターとエンジンオイルを交換して。
前回車検からヘッドライトのバルブも交換しているので、光軸チェックも忘れずに。
作業方法はこちら→●
これで、また今年も元気に走り回れます
出張ひと段落したら夏前に300kmくらいの日帰りツーでも行きたいなぁ。