雑談
学校始まったら、書く意欲失せてきたww
出来てるやつからうpしてくと順番狂うけど、
順番なんて元々あってないようなもんだし、
もうそれでいいや←
小ネタを小ネタらしく、短文に纏められる技量があったら、
もっと長く続けれるんだろうけどね・・・
出来るだけ削ってるつもりだけど、
余計なもん付け足したくなる性分だからプラマイゼロとかww
1話で完結させたくても、捻りを加えようとするとどうしても長くなる
だから小説家になれないんだな←←
【第11話『軍師柏木』】
―――夏―――
夏と言えば、
そう、体育祭
高校に入って初めての体育祭
こう見えて私は祭り事が大好きである
燃えない訳が無い!
が、私以上に燃えている変わり者2名
初めは興味なさそうに、
昨日のテレビの話しをしていたはず
なのに、学年競技が”騎馬戦”と分かるや否や、
その表情は一変した
「軍法会議するわよ」
「ちょ、ゆきりん!?」
ゆきりんの意味不明な発言と共に、
2人は揃ってクラスの中心へと歩み始めた・・・
拝啓、お母さんへ
いつも美味しいお弁当をありがとうございます
突然ですが、
北原は今、悪い夢でも見ているようです
いつもはクラスの端っこに追いやられているはずの二人が、
今はクラスの中心で熱く語っているのですから
ってか、クラスメイトもクラスメイトだよ!
いつも白い目でしか見てないのに、
真剣な眼差しで聴いてるし・・・
変わり身早すぎやしないかい?
「相手は素人よ!必ず横陣で一斉に来るわ!」
いや、ゆきりん・・・騎馬戦に素人も玄人も無いって
『うんうん』
その横でひじきは仕切りに相槌打ってるし・・・
絶対分かってないだろ、こいつ
「こっちは魚鱗の陣で迎え撃つ!」
ぎょ・・・え?ぎょりん?何それ、美味s
『武田信玄だね』
「そうだよ♪」
なんでひじきは理解してんの!?
「大将騎に向かって一転突破。勝利は我らのものに!!」
柏木さんってば、キャラ変わってませんか?
「「「おーー!」」」
ってクラスメイトも賛同しちゃってるし
もう、このクラス嫌い・・・
そして本番当日
人が変わったように燃えてるゆきりんを大将騎に、
私達の騎馬戦が開幕した
思えば、この時点で気付くべきだったのだ
柏木由紀という女の、
運動神経の悪さに
騎馬戦の立ち上がりは上々
軍師柏木の指示通り、
魚鱗の陣形を取る私達
そのまま相手の大将騎まで一直線
ここまでは文句なしだった
しかし勝利目前、
勝利に燃える変わり者のもう1名
ゆきりんの騎馬を務めていたひじきが走るスピードを上げる
それに釣られて走る私ともう1人の騎馬役
そして、
急に上がったスピードに耐えられなくなったのか、
静かに私達の上から落ちていく、
軍師柏木
私達の騎馬戦は勝利を目前にして、
儚くも”自滅”と言う2文字を残し、幕を閉じた
後日談をするのなら、
次の日から、
私達を見るクラスメイトの目が、
白い目に戻っていた。とだけ・・・・
【第10話『赤いリボンが揺れる』】
こんにちは、高橋みなみです!
今回は勝手ながら、
高橋が進行を勤めさせていただきまス☆
軽く自己紹介でも
4月8日生まれで牡羊座のAB型です
トレードマークはリボン
ちなみに低反発
担当教科は歴史
自称歴女で、森蘭丸が好きでス☆
生徒からは親しまれてるのか、
ナメられてるのか、「高みな」と呼ばれておりまス
あっ、失礼
主任の野呂先生に呼ばれたのでちょっくら行って来ます!
「これ運んどいて」
と笑顔で指差されたのは、大き目のダンボール
何が入ってるのか定かじゃないでスが、
どうせダイエット用品が入ってるに違いない
低身長がコンプレックスな私がダンボールを持てば、視界はたちまち0(ゼロ)に・・・
「目の前が茶色やー」
なんてハシャいでいられたのも最初だけ
コレ・・・めっちゃ重い(汗
「あれ?高みな?」
前方から声が聞こえる
相変わらず視界はダンボールに支配されてる為、声の主の姿は確認できない
が、この甘い声はきっと・・・
「河西さんですか?」
「そうだよー♪何してんの?」
「野呂先生の荷物を運んでまス。ってか、よくこの状態で高橋だと気付きましたね」
「だって、ダンボールからリボンが生えてるんだもん。分かるよ」
なるほど、お恥ずかしい
声をあげて笑う河西さん
姿は見えませんが、きっと爆笑してるんでしょう
笑ってくれるのはいいんですが、
原因が原因なだけに、ちょっと複雑な気も・・・
「教師がリボンつけてるって変な話だよね~。」
そう言いながら高橋のリボンを弄る河西さん
動きに合わせて「低反発~♪」と言うと、
「何それ~」と言いながらも笑ってくれた
「どうせなら服装とかもっとオシャレすれば良いのに」
「いやいや、教師でスから!オシャレはリボンだけで十分でス!」
「オシャレがリボンって、ちょっと微妙~」
リボン弄り、または高橋弄りに飽きたのか、
河西さんはそう言って教室に向かって行った
「女の子はリボン付けてればどうにかなるんスよ!」
高橋自慢のリボンをバカにされた気がして、
河西さんの背中にそう叫んだ
正確に言えば、河西さんの後姿があるであろう方向を向いたってだけで、
相変わらず視界はダンボールに覆われてて、
ちょっと変な感じになっちゃったんでスけどね
よし、今に見てろよー
仕事終わりに河西さんがあっ!っと驚く、オシャレなリボンを買いに行こう!
と、無駄に意気込んだ高橋でした
【第9話『北原、気付く』】
どうも、北原です
忘れてしまった方もいらっしゃると思うので、
ここで改めて自己紹介を
私、僭越ながら、
この物語の主人公兼、語り部を務めさせて頂いております
”この物語”とは、
そう、”ひじき”と呼ばれる高城亜樹の話
ここまで長々ダラダラと語ってきました、彼女との日常
私、ついに気付いてしまったのです
正確に言えば、薄々は気付いていたのですが、
「今まさに確信した」と言うところでしょう
えぇ・・・
目の前で繰り広げられている光景を見てしまっては、
自論に納得せざるを得ないのです
今、私の目の前では、
この物語の中心人物であるひじきが
『里英ちゃん!カラスアゲハだよ!』
蝶々を・・・追いかけている
やはり、認めるしかなさそうだ
ひじきが、
本当は”非現実的思考”なんて立派な名前ではなく、
単なる”天然”なんだと言う事に・・・
いや、ね
今までの言動も、
どっちかと言うと天然よりだったけどさ、
ひじきってあだ名がついてんのに、
単純に「天然でした♪」で済まして良いのかと・・・
これじゃタイトルが『天然物語』とか、
『不思議っ子観察日記』とかになっちゃうよ
嫌だよ、そんなどことなく柔らかそうなタイトル・・・
よし
この事実は私の胸の内に仕舞っておこう
うん
う・・・ん?
あれ?
蝶々を無邪気に追い回すひじき
捕まえようとしているのか、
両手は空中を掻き回している
ひじきのこの行動
どっかで聞いた気がするんだけど・・・
あっ、そうか
思い出した
入学時に流れた噂話(第2話参照)に確か、
”度々見かけられる天を仰ぐような不思議な行動”
っていうのがあったはず
あれって、コレの事か・・・・
ってか、噂されるほど蝶々追い掛け回すって、どんだけだよ
はぁ・・・
なんだか頭痛くなってきた
なんで私が頭悩ませなきゃいけないのさ
それは静かな日常
確かに続く日々
前触れはゆっくりと
笑う彼女は
背中に刺さる視線に
気付かぬまま