GW
今日で7連休の5日目なんですが、
5日間も休んだ気がしないのは何で?ww
明日明後日休んだらもう終わりとか、キツいよ(´・ω・`)
休みを全く満喫で来てないのに、
休みで何したかも定かじゃないなんて・・・
こんなGGWの消化の仕方はないよorz
【第22話『Lonesome』】
教室はいつも通りの騒がしさで、
私はここに居ないみたい
クラスメイトは何が楽しいのか、無邪気に笑ってる
いつもは面白い野呂先生の話にも、上手く笑えない自分にイライラする
ひじきの席は側にあって、ひじきもそこに居る
なのにそこまでは途轍もない距離が在って、彼女もそこに居ないみたい
元に戻っただけだと言うのに、私の目に映るは色気のない退屈な世界
こんなに変わるもんだと、他人事の様に思う
何もしてないのに、時間はゆっくりと進み、日が沈む
明日からもきっと、私は同じ景色を見続ける
”明日になれば何かが変わる”なんて、甘ったれた考えは持ってない
このモノクロの世界が、目の前を移り行くだけ
何かを望んでも、世界は気にせず回る
私をそこに残したまま
孤独を感じるのも馬鹿馬鹿しい
自業自得さ
そうやって嘲り笑っても、誰も一緒に笑ってくれない
隣に誰かがいないのが、こんなに寂しいものだったなんて、知らなかったよ
手を伸ばせば掴めた希望も、怖がって見届けた
黙ってればこっちに落ちてくるんじゃないかって、心のどこかで願ってたんだ
子供なんだよ。って言い訳も、誰も聞いちゃくれない
何が幸せだったんだろう?
ひじきの辛さを知らずに笑ってたこと
それを知って離れたこと
私が選んだのは後者で、それが私を苦しめる
こんなの誰も教えてくれなかったなぁ
分厚い教科書も、TVに出てる偉い学者気取りも、要らない知識ばかり植えつける
狂ってるのは世界?それとも私?
泣きそうな顔を崩して、私はまた笑う
明日になっても、私は弱いままで変わらないんだ
恒例
洋ランがイケメンすぎる(・∀・)ノ
ラストどう繋げようか考えてたけど、
課題やる為に、若干投げやりになったよね←
仕方ない(´・ω・`)
書いてる途中、某動画サイトで音楽聴いてるんすけど、
動画に集中しすぎて全く進まないww
とりあえず、さわおさんがカッコよすぎます(・∀・)ノ
巻き舌がロックだ←
生まれ変わるなら、さわおさんになりたいなー
【第21話『現実思考主義』】
次の日から、私達の関係は変わった
否、元に戻ったと言うべきか
3人でいつも集まった私の席は、
静けさを纏って教室の隅
私達は挨拶も交わさなければ、目も合わせようとしない
正確に言えば、合わせようにも、ひじきが意図的に避けている
彼女が言った『迷惑をかけない』
その答がコレか・・・
「避けるって、発想が普通過ぎるでしょ」
―ひじきのくせに―
元に戻っただけなはずなのに、ポッカリと空いた心の穴が2つ
望んでた安らぎも、訪れれば寂しさを感じる
そんなことを思う私は、自分勝手
どこか冷静になれる場所を
そう考えてやって来た空き教室
そういえば、この教室に指原さんを連れ込んでから、こんな事態に陥った
いじめっ子の正体なんて、知らなければ良かったのかな?
知らないまま、気付かぬまま、ひじきの横で馬鹿みたいに笑ってた方が・・・
教室に入ろうと扉に手をかければ、そこに見える2つの影
―ひじきと、ゆきりんだ―
ここで何をしてるんだろう?
扉にかけた手を下ろし、気付かれないように死角へと身を潜めた
「亜樹ちゃん、何で避けるの?」
『言ったでしょ?もう迷惑はかけないって』
身を潜めたせいで、声しか届かない
「迷惑かけないって・・・。避けられる方がよっぽど嫌だよ!」
感情的になるゆきりん
その声は怒鳴り声に近かった
『だって、亜樹にはコレしか考え付かなくって』
いつも暢気なひじきには珍しく、困ったような声
『仕方ないじゃん。亜樹と関わったら、2人とも嫌な気持ちにさせちゃうから』
「そんなの・・・」
『亜樹のせいで、2人がいじめられるのが嫌なんだよ』
消えかけた本音
ひじきが、私達の事をそんな風に考えてたなんて・・・
いつも何も考えてないような顔してさ
正直、誰でもいいんだと思ってた
誰と一緒でも、ひじきはひじきで
私達とはたまたま一緒に居るだけなんだと・・・
強く握った手が痛む
本当なら、今すぐ教室の中に入って行きたかった
でも、出来なかった
私には、”友達”の意味が分からないから
「友達見捨てて笑うくらいなら、一緒に傷つけられた方がまし
非現実的なんじゃないの!?
だからひじきなんじゃないの!?
こんな時だけ現実主義しゃぶるなよ
友達でしょ?
私達の事振り回していいから・・・」
震えた声色
きっと、ゆきりんは泣いている
視界が揺れる
頬に触れて、初めて私も泣いている事に気付く
『友達だから、巻き込みたくないんだよ・・・』
振り絞るように出された答えに、胸が軋む音がする
ダメだ・・・
此処に居たら、壊れてしまう気がする
この後の言葉を聞かないようにと、静かにその場を去った
若さに甘えて、
”友達”という大きすぎる問題から、
現実から、
私は逃げた
【第20話『Time had passed』】
板野さんたちと対峙して2日後
ようやく、ひじきが学校に顔を出した
たった3日ぶりに顔を揃えたというのに、
何年も会ってなかったように、ぎこちない挨拶を交わす
ひじきも、いつものようにウザッたらしく絡んでは来なかった
ギシギシと鈍い音を立てて回る歯車
それは
崩壊へと向かう足音
いつもと違う日常
休み時間のたびに私の元へとやって来る影は、
静かに彼女に留まったまま
空が赤く染まり始める時間
私たちの影がようやく3つ並んだ帰り道
3つの口は閉じたまま
捜した言葉は見つからず、足だけが進む
いつもと同じ帰り道なのに、私はそこへ迷い込む
毎日一緒に居たはずなのに、気付かず笑っていた私は罪深い
いつも隣に在った笑顔も、私にとってはこの景色と同じだったんだろうか
いつもそこに見えるもの
知ろうとしなかった、知ってる事
「ねぇ」
静寂に顔を出す、泣きそうな声
「私たちって、なんなんだろうね?」
自嘲じみた言葉
自分への問いかけを、彼女達に吐き出すのは馬鹿げてる
「友達だよ」
迷いのない答え
「こんなんでも?」
私の表情は、きっと泣き出す1歩手前
「うん」
今の私は、その言葉が信じられなかった
恐らく、ゆきりんもそうだろう
それでも、自分を納得させる為に言ってる
『もうさ、』
今まで黙っていたひじきが口を開く
『止めよう。板野さんの言ってた通りなんだよ。所詮友達ごっこ』
隣で聞こえてるはずの声は、どこか遠くで響いている様だった
『2人とも、亜樹と関わって迷惑してたでしょ?大丈夫。これ以上、迷惑かけないようにするからさ』
視界が滲む
反論しようにも、喉の奥が焼けるように熱く、言葉が出ない
ゆきりんを見ても、同様に口を開いたまま呆然としていた
どうして
私たちはこうも弱いのだろうか
板野さんの時も、今も
言葉が必要な時に限って、何も言う事が出来ない
否定しなきゃいけないのに、上手い言葉が見つからない
見つかった時にはもう手遅れだ
既に私の手からは、零れ落ちた後
以前言われた、ひじきの言葉が宙を舞う
―『時間はね、過ぎたらもう取り戻せないんだよ。だから、今を大切にしなきゃダメなんだ』―
今になって、この言葉の意味に気付く
きっと、何度この瞬間をやり直せたとしても、
私はその度に、ただ黙ってしまうのだろう
ただ黙って、過ぎ去る時間に過ちを残す
大切にしなきゃいけないものを、私は簡単に見落としたんだ
派手に
それでも静かに
私たちを乗せた積み木は崩れた
私はそれを拾い集める事は出来ても
積み直し方を知らなかった