欲しい能力・・・分身の術(笑) | アホな社長の社長室より

アホな社長の社長室より

高校中退から起業し、会社経営をすることになり、
何に出会い、どんな考え方で経営しているかを
気ままに、気づいたことを
基本的にスタッフ向けに書いております。

 
前回更新から一週間
 
実に濃ーーーい1週間でした。
 
なので、今日のブログは
少々長めです。
 
 
先週末
免許証や保険証などを
入れていたパスを盗難に会い
免停が来る前に
運転してはいけない状態に・・・
 
しかも月曜日が祝日なので
再交付手続きもできず
 
幸い、防犯カメラに
しっかり写っていたから
犯人は直ぐに見つかると思うが
物が残っているかは分らない(;_;)
 
これ幸いに土日は
溜まったデスクワークと
読書をみっちり
 
月曜日は久しぶりに現場へ・・
 
で、火曜日
諸々の再交付で走り回り
一日潰れる
(公共交通機関で移動に時間が・・・)
 
 
水曜から
東京⇒岐阜⇒神戸へと・・
 
 
現在6つの案件を同時進行中!
 
急激な白髪が増え始め
少々ビビっております(; ̄ェ ̄)
 
もう一人自分が欲しい・・・
 
 
あ、いや・・・
こんなのがもう一人いたら
大変なことになる(笑)
 
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「努力の上に辛抱という棒を立てろ」

  by桂 小金治(落語家)


僕は大正15年、東京・杉並の
「天勇」という小さな魚屋の
長男として生まれました。

下に妹が3人生まれたんですが、
中の2人は赤ん坊の頃に死んだので、
9つ違いの妹と2人きょうだいです。

10歳になった時、
親父から言われました。

「おまえ、年が二桁になったんだよ。
いつまでも親に食わしてもらえると思ったら大間違い。

自分の力で生きていかなきゃならない時が来る。
その支度をいまのうちからしておくんだ」

と。

 
それからは毎日店に出て
手伝いをするようになったんです。
ちょっとでも怠けようものなら、
こっぴどく怒鳴られる。

とにかく一所懸命に働きました。
かといって、
ただ真面目に働いているだけでも駄目。

何しろ

「人に用事を言いつけられて
仕事をするやつは半人前、
自分で仕事を見つけて働いてこそ一人前」

というのが親父の考えでしたから。
 
親父は僕がどんなに頑張って働いても、
滅多におもちゃなど買ってくれたことはありません。

「欲しけりゃ自分で作れ。
 作れないなら諦めろ」

と取り合ってくれない。

しょうがないから子どもなりに
蒲鉾の板を削って
自動車や船を作ったりしたものです。
 
ところで、この頃、僕にとって
忘れられない出来事があります。
 
ある日、友達の家に行ったらハーモニカがあって、
吹いてみたらすごく上手に演奏できたんです。

無理だと知りつつも、
家に帰ってハーモニカを買ってくれと
親父にせがんでみた。


すると親父は、

「いい音ならこれで出せ」

と神棚の榊の葉を一枚取って、
それで「ふるさと」を
吹いたんです。

あまりの音色のよさに
僕は思わず聞き惚れてしまった。
 
もちろん、親父は吹き方など
教えてはくれません。


「俺にできておまえにできないわけがない」


そう言われて学校の行き帰り、
葉っぱをむしっては一人で草笛を練習しました。

だけど、どんなに頑張ってみても
一向に音は出ない。
諦めて数日でやめてしまいました。

 
これを知った親父がある日、

「おまえ悔しくないのか。
 俺は吹けるがおまえは吹けな  
   い。おまえは俺に負けたんだ
   ぞ」

 と僕を一喝しました。
 続けて

「一念発起は誰でもする。
 実行、努力までならみんなす
   る。
 
    そこでやめたら
    ドングリの背比べで
    終わりなんだ。

 一歩抜きん出るには
 努力の上の辛抱という
    棒を立てるんだよ。
 この棒に花が咲くんだ」

 と。


その言葉に触発されて
僕は来る日も来る日も練習を続けました。

そうやって何とかメロディーが
奏でられるようになったんです。
 
草笛が吹けるようになった日、
さっそく親父の前で
披露しました。

得意満面の僕を見て
親父は言いました。


「偉そうな顔するなよ。
 何か一つのことができるように
   なった時、
 自分一人の手柄と思うな。
 
 世間の皆様のお力添えと
    感謝しなさい。
 キリだってそうじゃないか。
 片手でキリは揉めぬ」


 努力することに加えて、
 人様への感謝の気持ちが
    生きていく上で
 どれだけ大切かということを、
 この時、親父に気づかせて
    もらったんです。
 
翌朝、目を覚ましたら枕元に
新聞紙に包んだ細長いものがある。
開けて見たらハーモニカでした。
喜び勇んで親父のところに駆けつけると、


「努力の上の辛抱を立てたんだろう。
 花が咲くのは当たりめえだよ」。

 
子ども心にこんなに嬉しい言葉はありません。

あまりに嬉しいものだから、
お袋にも話したんです。
するとお袋は

「ハーモニカは3日も前に買ってあったんだよ。
お父ちゃんが言っていた。
あの子はきっと草笛が
吹けるようになるからってね」
 
僕の目から大粒の涙が流れ落ちました。

いまでもこの時の
心の震えるような感動は、
色あせることなく心に鮮明に焼きついています。

かつての日本には
このような親子の心の触れ合いが
息づいていたんです。
 
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僕の夢は●●です!
 
目標は○○です!
 
■■しようと考えています!
 
 
 
もうええって・・・
 
そんな口先だけじゃなく
 
 分かっていても、
 何も変えないのは
 分かっていないのと同じ。
 
 意識します!と言っても
 具体的に
 何をどう意識するか?
 
 「決めました!」と言っても
 行動しないのは
 決めていないのと同じ。
 
 一昔前は『不言実行』が
 カッコイイとされる面もあったけど
  
 やっぱり『有言実行』で
 『努力』しないと・・・・