長女が体調不良の中、何とか大学に入学してホッとしていると
入れ替わりのように長男がダウンしました。
長男に関しては、数々の失敗をしてしまいました。
息子に与えたインパクトの強さで言えば、
上咽頭擦過療法(EAT療法)は、
うちの場合は刺激が強すぎたと感じています。
一回目は、先生が刺激を弱くしてくれたようで、
終わった後昼ご飯を食べる元気はありましたし、
痛み止めも不要でした。
笑顔が増え、久しぶりに楽しい会話ができました。
これを続ければ、長男の元気が取り戻せるはず、と
喜んで二回目を受けにいきました。
これが一回目に比べ、とてつもなく痛かったようで、
帰りの車の中で痛み止めを服用し、ぐったりして帰宅しました。
三回目は刺激を弱くしてもらおうと考えていましたが、
息子自身が、絶対行きたくないと言って、
それ以降の通院は止めてしまいました。
何とか再度受診するよう説得したのですが、
もう無理、耳鼻科は勘弁してほしい、と言って
その後の病院嫌いのきっかけになってしまいました。
後日、自分自身が上咽頭擦過療法を受けてみました。
確かに痛いし、口の中から喉の奥をぐりぐりされるのは
本当に苦しいです。
これを我慢すれば完全に元気になるという確証がなければ
耐えられるものではありません。
心身ともに疲弊していた長男には
本当にかわいそうなことをしたなと反省しています。
結果を急がずに、鼻うがいの練習だけでも良かったのでは
ないかと思っています。
自分が上咽頭擦過療法を受けてみて、
体調不良が解消され、自分は受けて良かったと思います。
受診した耳鼻咽喉科の先生たちは、
患者さんを救おうと熱心に治療にあたっています。
それについては本当に頭が下がる思いです。
起立性調節障害についても、なるべく早く
辛い症状を減らしてあげたい、と考えておられます。
ただ、
自分の子どもがこの痛みに耐えられるのか、
最初に自分が体験するのが先だったのです。
早く治したい、早く学校に戻したいと
結果を焦った私が犯した痛恨のミスでした。