昨日、ある支援先企業が社長、常務2名と生産部長の4名で来社されました。
これまで、3か月ほど支援をさせていただき、再生計画を策定する最終段階で、大きな方針を決めるためです。
支援体制としては、中小企業診断士3名が中心となって、経営改善を行うとともに、全体計画の骨子を策定し、会計士である私は、全体をフォローするというようなものでした。
この支援体制の中小企業診断士はとても優秀で、以前関与されていたコンサルティング会社の調査に比べ、相当踏み込んだ検討をされて来ました。
そんな状況でもあったため、私は、製品原価計算と会計的な面の支援を中心に行ってきました。
というのも、製品原価計算は製造業では必ずと言っていいほど必要なものであるにも関わらず、この会社にはこれを計算する体制がなかったのです。
製品別の損益、内製するか外注するかの判断等は製品原価計算なしではできません。
そのため、必要なデータを依頼し、これの作成を行ったわけです。
計画を策定する段階で、中小企業診断士が立てた色々な仮説があり、これを原価計算の結果と照らし合わしながら、施策の効果を試算していくという形で、様々なことを検討しました。
結果として、最終局面では、この原価計算が大いに役立つこととなり、会社の方針も決まり、計画の概要も出来上がりました。
夜遅くまで打ち合わせの結果、社長、両常務、生産部長の4人は大きく頭を下げ、礼を言ってお帰りになりました。
この報告を、中小企業診断士にした際に、中小企業診断士が私に言ってくれた言葉は、
「担当の会計士の先生が、長瀬先生でなかったら、この案件は計画が作成できなかったと思います。本当にありがとうございました」
というものでした。
こういうお礼を言ってくださるのは、本当に心に響きます。
今後も、そういうお礼を言ってもらえるよう、頑張っていきたいと思います
所長 こーちゃんより
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