楽天の真の強さ 派手さの陰 根張る国内営業
日経産業新聞 サーチライト
「地域と密着しながら様々なサービスを提供したい」。
1月30日、千葉市内のホテルで開かれた楽天の「千葉支社」の開設イベントで、三木谷浩史社長はそう強調した。
千葉支社は千葉地域でネット通販「楽天市場」や楽天トラベルのサポートを担う。
実は千葉支社は国内では16カ所目の拠点だ。
楽天はネットを中心としたビジネスを手掛けながらも、2000年の大阪を手始めに国内に次々と拠点を展開。
千葉は当初から20人体制でスタートするなど、身軽さが身上とされるネット企業としては手厚い体制を築いている。
楽天市場は出店した事業者が商品を販売する仮想商店街(モール)型で、現在は約4万2千店が出店する。
「ECコンサルタント」と呼ばれる社員が各店舗を担当し、二人三脚で売上を伸ばしていく。
楽天の14年の流通総額は前年比2割程度増加し、2兆円を突破する見込み。
急成長の源泉ともいえるのが、500人にのぼるECコンサルタントを中心とした営業力だ。
地域に営業拠点を設けることで、コンサルタントは担当店舗に、より密着できるようになる。
楽天市場を統括する高橋理人常務執行役員は「拠点を設けた地域の店舗は売上が大きく伸びる」と話す。
地域の営業拠点のもうひとつの効果が、自治体との連携だ。過疎化などで疲弊する地域経済にとって、ネットは商品の販売だけでなく情報発信などでも活用できるツールといえる。
これまでに38の自治体と連携している、。
ある自治体の地元事業者は、楽天がシンガポールで展開するネット通販に出店し、海外進出を果たした。
千葉支社開設イベントでも、熊谷俊人・千葉市長が駆けつけ、「身近な企業が千葉に来てくれてうれしい」と話した。
楽天は、社内での英会公用語化といった派手な部分に注目が集まりがちだ、好調な業績をけん引する要因には、国内にどっしりと根を張る強い営業力を見落とすことはできない。
ソフトバンクの孫社長と比較されることもあると思いますが、両社長以上の新興の独立経営者もどんどんできて欲しいですね。
税理士ゆーちゃん より
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