ホビー雑記《トランプ紹介 その8》 | ウィンテルフィギュア怪奇譚

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超安売りのサイト見つけていっぱい買っちゃった☆




Straight Playing Cards Premium Edition ハンターグリーン


ストレートマジックという、マジック用品専門店のオリジナルデック。ほとんどがアメリカや欧州で生産されるトランプの中で、実質日本製(印刷は台湾)の珍しいコレクションのひとつ。

「実演向きの高品質でありながら、必要のない場所は削って超低価格に抑える」をコンセプトにしており、薄さはありつつも滑りや弾力はバイシクルに劣ります。

実際に扱ってみると、確かに滑りも弾力も最高とは言えませんが、実演するのに困るようなこともなく、「こういうのでいいんだよ」な仕上がり。

一方で見た目の優雅さは妥協せず、箱はいかにもプロの愛用品と思わせるシックでゴージャスなホイルが施されています。

絵札は観客がサインしやすいように(そして記念品として渡す時に美しく見えるように)斜めのサイン欄が走っていて面白いですね。

この品質で550円は安すぎます。

フォーマルなシーンや衣装では少し安っぽく見えてしまうこともあるバイシクルですが、こちらは金箔の高級感が漂い、いかにもプロの雰囲気を醸し出してくれます。




Straight Playing Cards Premium Edition ブラック


前述したグリーンの色違い…と見せかけて、実は使用されている紙(ペーパーストック)が違います。

グリーンはG300、ブラックはI290とのことで、(名前で区別がつくほどストックの知識はありませんが)ただでさえ薄い前者に比べて、後者は更に薄くなっています。

ブラックはよりフォーマルでありながら使うシーンも選ばず、どこにでも持って行ける万能のカラーですね。

バックデザインのセンスが良すぎる。



Frost'd Playing Cards


ブレックファストとして普遍的なイメージを持つ、トースト、シリアル、フルーツジュースを題材にしたデックの3部作シリーズの2作目。

非常に個性的なアメコミテイストのフルカスタムで見ていて楽しいのですが、残念ながら品質はかなり低いです。

具体的に言うと「滑らず」「硬く」「厚い」という、マジックやカーディストリーのような実演には向かない品質です。なんかジョーカーも一枚しかないというね。

非常に面白いデザインだけど使い所が無いという惜しいデック。

300円で激安売りされていたので試しに買ってみましたが、やはり安いのには理由があるんですね。

恐らくそれほど新しいものではないはずです。最近の流行では、最低限の品質がなければ買ってくれないですからね。




Juic'd Playing Cards


上記のデックの第3弾。フルーツジュースがモチーフになっていて、これまた尖ったイラストが面白い。

前作と違い、かなり品質が向上して箱にもカッコいい箔押しがあります。

最低限の品質は確保されたので、実演にも使えます。

探してもなかなか無いタイプのデザインなので、個性的なマジックに使いたいところ。





Four Continents Playing Cards Blue


B.ドンドルフという19世紀初頭にトランプのメーカーとして活躍した人物が出した、クラシックなデックの復刻版。「世界の四隅」を題材にしています。

1800年代に既にこのデザインが世に出回っていたのにも驚きですが、本品はペーパーストックの品質を現代のものと置き換え、メタリックインクも使われており質感は現代的です。

フェイスをよく見ると、プレーンなスート記号のカードに描き足すように絵が描かれているのが分かります。

これは当時流行った手法で、画家が何でもないトランプに絵を足して芸術品として表現していたそうです。

歴史を感じる一品。




Couture Playing Card


オマー・レンフロというデザイナーのデック。

ハイブランドからインスピレーションを受けたデザインになっていて、バックはヒョウ柄や貴金属製品をモチーフにした派手派手の煌びやかさを表現していながら、フェイスは引き算でシンプルな美しさに抑えています。

インデックスが細くて色合いも大人しめながら、何とも言えない高級感のある素晴らしいデックです。

箱には直筆のサインとナンバーが書かれているため、シュリンクがありません。そのせいで輸送の際の箱の傷みがあったりするのも、なんだかリアルです。






Chocolate Deck by Fast Food Playing Cards


FFPCのデックはケチャップとホットドッグのバージョンを既に紹介しましたが、本品はそのチョコレートバージョン。Kickstarterにて支援。

人気があるためか年々豪華な仕様になっていて、今回は箱に贅沢なメタリックホイルが使われている美しいものです。

しかもよく見ると、チョコレートバーの影の部分だけピンクっぽいメタリックに色分けされていて、光の加減を変えると微妙な光り方の変化も楽しめるすごいやつ。

シリアルナンバーのシール付きで、例の点線に沿って開けるタイプのやつ。

このシリーズの良いところは視認性を絶対に落とさない点で、すぐにマジックに使いたくなる見た目が嬉しいですね。






Whiskey Deck by Fast Food Playing Cards


上のチョコレートと一緒に支援したウイスキーのデック。

こちらも渋くてかわいくてゴージャスで最高ですね。

4エースのデザインが良過ぎる。

箱はオレンジが強いカッパーのメタリックホロで非常に美しいんですが、写真に撮るとどうしてもオレンジが写らなくて悔しい。

このシリーズはあまりトランプの知識がない人にも、ひと目見て良さが分かるのではないかと思っています。



今回は以上です。

Kickstarterで支援したデックが多いなと感じた方がいるかも知れませんが、理由があります。

まずメリットとして

・市販される予定のない珍しいデックの場合がある

・市販より安く手に入る場合がある

・オマケがついてくるのが楽しい

など。




シールとか缶バッジとかちょっとした物なんですけど、市販のものをそのまま買うだけと違って、キャンペーンに一緒に参加しているみたいな楽しみ方があります。

ちなみにFFPCは組み立て前の箱を記念品としてくれたり、「会員証」と銘打った特別な商品を手に入れられるプラ製のカードを送ってくれます。


後で市販されても海外のサイトだけだったりするので、輸入する費用がすごく高くて諦めることにならないようつい支援してしまうんです…


デメリットは

・生産が後からだと待ち時間が長い場合がある

・円安の影響を受けやすく、最近は送料だけで5000円とかになることも

くらいですかね。

通販みたいな感覚で支援して半年くらい待つこともあるし、忘れた頃にいきなり海外から英語だらけの荷物が届いてなんだこれはって焦るみたいな。


とにかく生活に必要のない物をバカ高い送料を払って輸入する無駄遣いなので、他人に勧める気は全くないですw


本当に好きじゃないと付き合いきれない趣味だと思います。

リアルでも誰の共感も得られないんですが、良いんだよ、好きなんだから…

以上です。


雑記おわり