ロスがやばいです、次の映画絶対見る。
さて、今回はスタプリの話ではなくてですね、アニメ全般に言える、ある作り方の話です。
アニメ系の話題なので、興味のない方はスルー推奨です。
まずスタプリ48話を例に出しますと、最終回のひとつ前…今まで積み重ねられてきた主人公たちの想い、決意が実を結び、大きな奇跡となって花開く回でした。
プリキュアシリーズとしては初の歌う変身バンクを最高の形で演出に利用したり、五人で星を描いたり、異星人との言語の違いまで…全ての演出がこれまでの経過をうまく回収して、完璧なストーリーにまとまる30分になっていました。
これ朝から見て夫婦でボロ泣きするという最高の回でした。
いわゆる『神回』というやつなんですが、神回って割と定義が広いんですよね。
作画が超絶クオリティだったり、キャラクターが死ぬほどカッコいい（可愛い）回だったり…ひとつ凄い部分があればそう呼ばれることがあります。私もそういう意味合いで『神回』という言葉は使います。
しかし例に挙げた回のように、とても一つの要素では語り尽くせない、30分というTVアニメならではの制限がある枠の中に完璧な脚本と演出をはめ込んだ秀逸な回が存在するんですよ。
これは神回の上位存在というか、別ベクトルで優れた芸術作品のようなものと捉えて下さい。
額縁に入れて飾りたいような美しい30分と言いますかね…言葉にはしづらいんですが、とにかくその回だけやたらと印象に残ってずっと覚えている。
「すげぇ…意味わかんないくらい面白かった…」とか変な息が漏れたり、「アニメ見てて良かったーー！！」て叫びたくなる。
私はそんな回に『完全回』という名前を付けてみました。
で、本記事は私が個人的に思う『完全回』を列挙して、ピンときた人がムフフとなればいいな、みたいな記事です。
では挙げていきます。なんかやたら偉そうな口ぶりでコメントを添えます。
エヴァンゲリオン 9話
『瞬間、心、重ねて』
構成が完璧すぎる。たぶんこれより完璧な一回はもう自分が生きてる間は出てこない。
宇宙よりも遠い場所 12話
『宇宙よりも遠い場所』
花澤香菜が実力で業界のトップにいることがよく分かる一回。
銀河機攻隊マジェスティックプリンス 19話
『ディープリーコン』
個人的に死亡フラグをアニメ史上最も効果的に使用したと思う、死ぬほど面白い回。死ぬ。
ガン×ソード 22話
『誰がために』
よくよく思い返せば、この一回が自分のブログでの話作りの原点かも知れない。
ずーっとこういう話を作りたいと思ってフィギュア劇場をやっています。
正解するカド 6話
『テトロク』
シンゴジ好きならこのアニメ見たほうがいい。
けものフレンズ 12話
「ゆうえんち」
映像は完成度より見せ方。最近のアニメは無償の愛と無垢の隷属を履き違えてるのが多いからこれを見てほしい。
まどか☆マギカ 10話
「もう誰にも頼らない」
まどマギはこの一回のための作品。タイムリープものとしてはありきたりな構造なのに、言葉にできない魔性の魅力があります。
∀ガンダム 50話
『黄金の秋』
上のシーンひとつでロランという少年のことが分かるのがターンエー。完璧すぎる最終回。
キングゲイナー 14話
『変化！ドミネーター』
「アニメ作るのめっちゃ楽しんでます！」って声が聞こえてくる。
甲鉄城のカバネリ 1話
『脅える屍』
1話はほんと完璧だったんすよ…
まだまだ時間をかければ出てきますが、今回はこれくらいで。
ちなみにスペース☆ダンディはほぼ毎回完全回なので、是非にともご視聴いただきたい！
何度でも言います、ダンディは良いぞ…！
雑記おわり