アク劇 acl.589《ダダ0721号》 | ウィンテルフィギュア怪奇譚

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ほか、アニメやフィギュアの雑記や、ガチャ商品の購入報告などを行っています。

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シエル「ダダ…!ダダ!」

 

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シエル「ダダ!!」

 

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ダダ「…シエル…オラ、生きてるずら…?」

 

シエル「ダダっ!」

 

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シエル「良かった…!無事で…!」

 

ダダ「シエル…」

 

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ダダ「フォーチュンは…?」

 

美雲「倒したわ。また魂だけになってどこかへ消えたけど。」

 

ダダ「そうか、ひとまず…良かったずら。」

 

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ソー「いい仕事した。俺はもう帰るとするかな。」

 

シエル「ありがとう、雷神さん。あなたがいなかったら手も足も出せなかったわ。」

 

ソー「よせよ。神だぞ俺は。」

 

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ソー「ダダ。」

 

ダダ「は、はい!」

 

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ソー「故郷を失った者同士のよしみだ、困ったら俺を頼れ。」

 

ダダ「雷神…マジかっけぇ…」

 

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シエル「ロキもありがとう。」

 

ロキ「………」

 

シエル「ロキ?」

 

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ソー「あぁ、コイツなら…」

 

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スカッ

 

ソー「お友達ごっこは苦手なんだ、礼はまた別の機会に言っとけ。」

 

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フワッ…

 

ソー「じゃあな、また会おう。」

 

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ダダ「タチバナは?」

 

シエル「またスーパーへ買い出しに行っちゃった。食材使っちゃったからね。」

 

ダダ「でもボロボロじゃなかった?」

 

シエル「ボロボロだったわよ。服とか破けてたけどそのまま行ってた。」

 

ダダ「なんなんだあの人。」

 

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シエル「ネビュラは…もう行くの?」

 

ネビュラ「私もお友達ごっこは嫌いだが、無理して付き合ってやっている。」

 

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ネビュラ「ダダ。私はお前を狙うのをもうやめるが…銀河協定は絶対だ。この町を出れば命を狙われる。」

 

ダダ「…構わないずら。オラは当分、この町から出る気はない。」

 

ネビュラ「…フン。」

 

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ネビュラ「またな。」

 

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ネビュラ「今度、お前の店に行く。シエル。」

 

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シエル「ネビュラって…面白い人。」

 

美雲「どこかのツンデレそっくりで可愛いわね。」

 

ダダ「いや~あんな殺意だだ漏れの女が可愛いわけないずら…」

 

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シエル「…さて。じゃ、最後はきちんと締めなきゃね。」

 

ダダ「………」

 

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シエル「ダダ。あなたは多分、この町での生き方を見つけたはずよ。」

 

ダダ「………」

 

シエル「それに、あたしのことを友達だって言ってくれた。嬉しいって思えた。それが今のアナタの存在価値。アナタはたくさんの住人から必要とされている。」

 

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シエル「だから…」

 

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シエル「あたし達と、この町で生きましょう。」

 

ダダ「……!」

 

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ダダ「…今のオラは、少し前のオラとはちょっと違う、ってことは…何となく分かるずら。」

 

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ダダ「そんなオラになら、きっと…」

 

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ダダ「ってなるかずらバーーーーーーカ!!」

 

パチィン!!

 

シエル「はあ!?!?」

 

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ダダ「残念ながらオラから超人標本家のアイデンティティが失われたら、ただのクソザコ星人ずら!それを認めるわけにはいかんのだずら!」

 

ダダ「お前ら好きか!?クソザコ星人好きか!?」

 

シエル「いやいや待ってちょっと!この流れで!?

 

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ダダ「超人標本家は辞めないずら。だけど…」

 

ダダ「故郷には持ち帰らない。交渉次第で帰してやらなくもないずら。」

 

シエル「……!」

 

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ダダ「オラの戦いはこれからだずらーーーーッ!!」

 

ダダーッ!!

 

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シエル「………」

 

美雲「………」

 

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シエル「…美雲。」

 

美雲「なぁに?」

 

シエル「ダダ…笑ってたよね…?」

 

美雲「ええ。全く表情なんて動かなかったけど…笑ってるように見えたわね。」

 

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シエル「うぅ…うぅぅぅっ…!」

 

シエル「美雲…あたしね、あたしが求めてるものはね…」

 

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シエル「笑顔だからっ…!だからね、嬉しくてっ…!」

 

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美雲「おいで。」

 

シエル「~~っ!」

 

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こうして宇宙から来た住人たちは、何とな~く打ち解けた感じになった。

 

彼らが故郷を失っても、希望を失っても…

 

 

 

想像してごらん。

あなたを包む、町の灯りを。

 

 

 

アク劇おわり

 

 

やっぱりダダはこうでないとね!

いい塩梅のアホポジションに落ち着かせました。

この撮影を、当初は12月中にやろうと思ってわけですから、まぁ無理してやんなくて良かったよねって話でね。

さて、次回からはネタ回を挟んで、第一支部編でも進めていきますかね…