アク劇 acl.429《スイーツ・インパクト その2》 | ウィンテルフィギュア怪奇譚

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ほか、アニメやフィギュアの雑記や、ガチャ商品の購入報告などを行っています。

ー前回までのあらすじ

一緒に遊びに行くため集合した凛、あゆみ、ゆかりの三人。

そこへ怪人が現れるが、ゆかりが瞬く間に撃破。

ちょっと落ち込んだあゆみと、その前に突如現れたキュアパルフェ。

その正体は世界的パティシエのキラ星シエルであり、あゆみにスイーツ作り対決を挑みに来たのだった!

 

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「はい、というわけでお菓子対決を始めまーす。」

 

凛「司会進行は審査員兼務の渋谷凛が務めます。」

 

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凛「今回の審査員はこの三名です。」

 

ゆかり「うふっ。」

 

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ペコ「聖グロリアーナ女学院のオレンジペコです。よろしくお願いします。」

 

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凛(知らない新キャラがサラッと増えとる…)

 

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凛「それではいよいよ、出場選手の紹介です。」

 

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凛「まずはパティシエ界期待の星、若くして数多の賞を総なめにする天才職人、キラ星シエル。」

 

シエル「ウィ~。よろしくね☆」

 

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凛「そして冬王町のおっちょこちょい、焦がしたお菓子は数知れず、戦いは空気を読まずにメッタ打ちのプリキュア、坂上あゆみ。」

 

あゆみ「よろしく…おねがいします…」

 

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凛「三人目は飛び入り参加のクソ天然銀河級アイドル、美雲・ギンヌメール。」

 

美雲「今日は勝ちに来ました。」

 

(ネタ枠だお前は。)

 

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ゆかり「今回の戦い、どう思うかしらペコさん?」

 

ペコ「そうですねー…」

 

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ペコ「やはり名実ともにシエルさんの勝利は確定的でしょう。それに対して完全な素人である坂上さんがどれだけプロの意表を突けるかが焦点になってきますね。また大穴の美雲さんに関してはまずマトモなスイーツは出てこないでしょうというハードル低めの設定があるために、普通のものが出てきた時点で強い意外性の判定を得られることも事実です。」

 

凛(喋る喋るしょっぱなからすごい喋るよこの子!ダークホースはアナタなんじゃないでしょうか!?)

 

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凛「それでは調理を開始してください。」

 

「はじめっ!」

 

プァーーーーーン!

 

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あゆみ(ああ、どうしようどうしよう…そんな天下のキラ星シエル相手に勝ち目なんてあるわけないじゃん…)

 

あゆみ(そうだ、どうせ勝てるわけないんだし、思い切って独創的な一皿を作って玉砕しようかな…)

 

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あゆみ(あっ、あれはプロデューサー?なにか私に創作のヒントをくれるのかな?)

 

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あゆみ(何が言いたいのか全く伝わらなかったけど普通が一番いいなっていうのは分かった。アレの真似はしたくないもんね…)

 

凛「アナスイP、どうやら違う意味であゆみを冷静にさせたようです。」

 

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シエル「たたたたたたっ!たたぁーっ!」

 

シャシャシャシャシュバッ!

 

凛「一方のシエルはさすが、天才の手さばきだね。アレでほんとにきちんと作業できてるんだから凄い。」

 

ゆかり「うふっ…」

 

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ペコ「やはりシエルさんは凄いですね…ふつうパティシエは素材の分量を厳密に計るものなのですが、彼女はあの大雑把に見える動きの中で全て正確かつ高速で計量し使用していますね。よもや人間とは思えません。それだけでなく、材料に柚子やあまおうが見えますね。修行はフランスでという話でしたが、既に日本の食材についても知り尽くしたような素材選びですね。」

 

(喋る喋る原作の設定を丁寧に喋る喋る。)

 

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ゆかり「それよりあのコ、大丈夫かしら。お菓子はおろか料理も作ったこと無さそうな雰囲気だけど…」

 

凛「美雲の方は見ないようにしてるんだけど…一応実況しなきゃだよね…」

 

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「なんじゃそりゃああああああ!!」

 

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美雲「腕です。」

 

凛「うん、私の言い方が悪かったね。」

 

凛「食べれるもの作ってね?」

 

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美雲「やっぱりその方がいいわよね。」

 

凛「疑問に思った時点で変えろアホナス!」

 

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ゆかり「見て凛。あゆみは普通のお菓子を作り始めたみたいね。あの時の顔、スキなのよねあたし。」

 

凛「うん。でもあれでシエルに勝てるとは思えないなぁ…」

 

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シエル(ふぅん、クッキーね。まさか普通に生地を焼くだけのものは作らないだろうけど…ちょっと拍子抜けね。ゆかりが世界一美味しいお菓子を作るだなんて言い出すから興味あったけど…)

 

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ゆかり(凛…あたし、あゆみを応援したくなっちゃった。)

 

凛(だめだめ審査員だよ私ら。ノーちょっかい。)

 

ゆかり(もう、連れないわねぇ。)

 

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ドスッ!!

 

「はぅあ!?」

 

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凛(いきなり何するのゆかり!)

 

ゆかり(うふっ…)

 

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ぐうぅぅ~~~~っ!!

 

「わっ!?わわわわっ!?」

 

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ペコ「渋谷さん、かわいいお腹の音ですね♪」

 

凛「あ、いやこれは…」

 

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ゆかり(お腹が空くツボを突いてみたわ。)

 

凛(こんなとこで恥かかせないでよ!)

 

ゆかり(でも…見てごらんなさい?)

 

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あゆみ(あはは、凛さんお腹空いてるんだ。)

 

あゆみ(あ、そっか…)

 

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あゆみ(凛さんとゆかりさんに食べて貰えればいっか。もう勝負とかいいや、そうしよう。)

 

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ブワッ!!

 

シエル「!?!?」

 

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シエル(うっっっそでしょ!?出来上がる前からあの量のキラキラルってどういう事なの!?)

 

シエル(アタシにしか見えてないみたいだけど…いやいや、キラキラルならゆかりにも見えてるはず…!)

 

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ニヤニヤ…

 

シエル(くっ…!全部分かったうえであの子の味方してるってワケね、上等じゃない!)

 

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シエル「負けてらんないっ!!」

 

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ペコ「おや、シエルさんが更に気迫を増しましたね。対戦相手は激戦というほど凄いお菓子を作っているわけでは無いみたいですけど…」

 

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ペコ「ていうかお菓子すら作ってない人いますし。」

 

「た・べ・も・の・つ・く・れ!」

 

美雲「フン…」

 

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美雲「そうやって…ひとつの事に囚われると本当に良い物なんて作れないわね。」

 

凛「お菓子作ってから言ってねそれは!全っっっ然カッコ良くないからね今言っても!」

 

ゆかり「あそこまで徹底してネタに走れるなんて、尊敬しちゃうわ。」

 

凛「残念ながら本気でやっててアレなんだよなぁ…」

 

 

 

 

 

 

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チーン♪

 

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あゆみ「できました~!」

 

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シエル「出来たわっ!」

 

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美雲「完成よ。」

 

ペコ「三人とも仕上がったみたいですね。」

 

ゆかり「それじゃあ…」

 

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「実食!」

 

ペコ「結果はその3で発表します♪」

 

その3へ続く

 

 

 

 

 

 

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パルフェ登場回と見せかけてペコ初登場。

もう一人もそのうち出てきます。