東京傷年 -2ページ目

東京傷年

小説なブログ(´・ω・`)

6、ホームシック

アリスは痛みで目を醒ました
時計をみると午前2時

徳永は寝息を立てて寝ている。
しかもアリスは鎖で繋がれていないので逃げようと思えば逃げられた
しかし、何故か徳永から逃げてはいけないという想いがあった。
それにアリスは両足を失っているので逃げられなかった

切り落とされた足が痛む。
傷口も痛むが、ないはずの足も痛む。アリスのおじいちゃんは糖尿病で膝から下を無くしている。
なくなってるはずの足が痛むといつも言っていた。
幻肢痛というやつだ。

母は帰ってこないアリスを心配している
帰らなきゃ


アリスは家族のことを思い出した。
父親は結核でアリスが3歳のときに亡くなっている。
姉は彼氏と同棲しているのでアリスが帰ってこないことは知らないだろう。

自分の部屋が懐かしかった。
パステルピンクで統一された部屋
ベッドやタンスに飾られてあるぬいぐるみ
クローゼットに入りきらないほどのワンピース
特に、深紅のベルベット生地のドレスはお気に入りだった。
もうアリスは一生それを着られないだろう
この体だと学校にも行けない
その前に徳永が行かせてくれないだろう。

一生徳永以外の人間と顔を合わせることはない

徳永をまだ愛していたが、それは耐えがたいことだった。

「家に帰りたい…学校に行きたい…ママと遥に逢いたい。」

アリスは声にならぬ声で呟いた。




5、監禁
徳永はアリスに首輪を填めた。
その首輪はアリスの好きな淡いピンク色で、白い花が描かれ、その愛らしいデザインに反して冷たく無機的な鎖が繋がれていた。

徳永はアリスを押し入れに入れ、鎖を繋いだ。

アリスは徳永に監禁されることになる。
一生自由になれない
遥にも家族にも逢えない。
関わる人間はかつて愛していた徳永だけになった。
徳永は男たちに叫んで言った。
「もう帰っていいぞ。ありがとうな。」
男たちは敷かれていたブルーのシートを血がみえないよう無造作に畳み、車に戻っていた。

徳永はアリスの側に紙とペンを置いて言った。
「一生お前を愛している。俺から離れるな」

アリスは自分のお腹の音が鳴るのを感じた。

もうこんな時間…

プラスチックのシンプルな時計は午後10時を指していた。

「お腹、空いただろ。」
徳永はキッチンに向かった。

コンビニで買ったおかゆとコーラをトレーに載せて戻ってきた。

「こんなショボいものでゴメンな。」

もはや徳永にはさっきのような憎しみの表情はなかった。

おかゆは歯が全くないアリスが飲み込みやすいようさらに潰されていた。

アリスはだまって口にする。

紙に
「おいしい、ありがとう。」
と書いた。

食べ終わると、徳永は首輪を外した
「風呂に入ろう」

徳永はアリスを抱き、シャワールームに向かう
そして丁寧に体を洗ってやる。

風呂から出るとアリスにキスをして同じ布団で寝る。「愛してるよおやすみ」 2人はそう言って眠りについた。

4、拷問

徳永はアリスの顎を持ち上げた
「声出せないように舌を切り取ってやろう、」

アリスの体は震えた
「冗談さ。俺はお前をまだ愛している。そんな残酷な真似はしないよ。その代わりに歯はいただく」

徳永はアリスの口をこじ開け、太い棒のようなもので固定した。

「噛みついたら容赦しないよ?」

徳永はアリスの前歯をペンチではさんだ。

アリスは声にならない悲鳴をあげた。

ゆっくりとペンチで歯を抜く

徳永は仲間の男たちにわらいかけた。
「1本取れたぜ」

残りの歯も抜いていく。
どれほど時間が経ったのだろう?しばらくして、全部の歯を抜き終わった徳永はつまらなさそうに言った。
「なんだ、これで終りか。つまんねえの。でも、アリス。お前はすぐ逃げただろ?それはなんでだと思う?」

徳永はアリスの口から固定していた太い棒を抜きながら尋ねた。

歯が全く無くなったアリスはうまく喋れない

徳永はアリスの顔を両手で掴み、自分の顔に乱暴に近付けた。

「お前に足があるからだよ。お前から足を取り上げる。」

男たちはアリスのはいている白い長いスカートを足のももの上に持っていった。
徳永はノコギリのような刃物をアリスの目の前に持っていった。

「これ、切味抜群なんだぜ?でも使うの初めてなんだ。実験させてくれよ」

その銀色の刄はアリスの目の前で光った。

徳永は刃物をアリスのふとももにあてるとゆっくり引いていった。
肉と皮が千切られる。
そんな激痛にアリスは涙を流していた。

刄は硬い骨に届いた。

徳永は 「イケるかな」とひとりごとを呟きながら刄を進めた。


不快な音をたてながら、骨を裂いてゆく。

やっと骨を過ぎ、完全に足を切り落とした。

失血死しないよう、切断面の周りを強く縛った。

「やっと片方終った。残りいくか」

アリスはもう泣く余裕すらなかった。

激痛に堪えるしかなかった。
歯も完全になくなり、喋ることもできない

足も切断され、動くこともできない。

アリスは絶望のどん底にいた。