5、監禁
徳永はアリスに首輪を填めた。
その首輪はアリスの好きな淡いピンク色で、白い花が描かれ、その愛らしいデザインに反して冷たく無機的な鎖が繋がれていた。
徳永はアリスを押し入れに入れ、鎖を繋いだ。
アリスは徳永に監禁されることになる。
一生自由になれない
遥にも家族にも逢えない。
関わる人間はかつて愛していた徳永だけになった。
徳永は男たちに叫んで言った。
「もう帰っていいぞ。ありがとうな。」
男たちは敷かれていたブルーのシートを血がみえないよう無造作に畳み、車に戻っていた。
徳永はアリスの側に紙とペンを置いて言った。
「一生お前を愛している。俺から離れるな」
アリスは自分のお腹の音が鳴るのを感じた。
もうこんな時間…
プラスチックのシンプルな時計は午後10時を指していた。
「お腹、空いただろ。」
徳永はキッチンに向かった。
コンビニで買ったおかゆとコーラをトレーに載せて戻ってきた。
「こんなショボいものでゴメンな。」
もはや徳永にはさっきのような憎しみの表情はなかった。
おかゆは歯が全くないアリスが飲み込みやすいようさらに潰されていた。
アリスはだまって口にする。
紙に
「おいしい、ありがとう。」
と書いた。
食べ終わると、徳永は首輪を外した
「風呂に入ろう」
徳永はアリスを抱き、シャワールームに向かう
そして丁寧に体を洗ってやる。
風呂から出るとアリスにキスをして同じ布団で寝る。「愛してるよおやすみ」 2人はそう言って眠りについた。