3連休のなか日の昨日、写真を見に行きました。
「光のメディア」という写真展で、“photograph”の語源が「光で描く」であることに注目して「光」をテーマにした、記録する手段に留まらない芸術としての写真を、東京都写真美術館のコレクションを中心に紹介する展示です。
2階の展示です
実はポスターやパンフレットの写真があまり好みではなかったので期待度は低かったんですが、見始めたら傑作揃いで来てよかったと思いました。
バーバラ・モーガン「マディソン・スクエアの春」(1938)
アンドレ・ケルテス「水面下を泳ぐ人」(1917)
最近は個展を見かけないような気がしますが、昔、日本でも大人気で写真展がある度に大盛況だった記憶があるアンセル・アダムスの作品も6点並んでました。
アンセル・アダムス「月の出 ヘルナンデス・ニューメキシコ」(1941)
アンセル・アダムス「冬の日の出 シエラ・ネバダ山脈」(1944)
こちらはアンセル・アダムスと関係が深く、アダムスらが創刊した写真誌Apertureでも中心人物として活躍したマイナー・ホワイトの作品。
マイナー・ホワイト「納屋2棟」(1965)
こちらはホワイトに師事したポール・カポニグロの、鹿のシルエットが美しい作品。
ポール・カポニグロ「走る白い鹿」(1967)
ハリー・キャラハンは、多重露光や長時間露出などの手法を使った作品が特徴的とのこと。
ハリー・キャラハン「デトロイト」(1943)
アメリカ生まれのイギリス人の写真家、アルヴィン・ラングドン・コバーンは、のちにイギリスに移住し、神秘主義に傾倒したとのこと。
アルヴィン・ラングドン・コバーン「オクトパス」(1912)
「これが写真?」と思うようなジェームズ・ウェリングの作品も5点並んでました。
何度見ても感動的な、W. ユージン・スミスのこの超有名な作品も。
W. ユージン・スミス「楽園への歩み」
写真撮影が不可だったので、参考画像がないものはアップできませんが、その他にもまだまだたくさん素晴らしい作品が並んでいて、本当に充実したラインナップでした。
会場はすいていて快適だったんですが、カフェは混んでいて入れず…。
ガーデン・プレイスのベンチで一休みしてから、
割引券の期限が間近に迫ったカレーを食べに東京駅へ。
鮮烈なスパイスに爽やかな酸味のグレープフルーツジュースがよく合います。
(グレープフルーツジュースは一緒に味わうものとして、頼まなくてもカレーに付いてます。)
好きだったお店が閉店していてがっかりしたKITTEにもアートな展示が。
色々と寄り道をしていたら思ったよりも遅い帰宅になってしまいました。
久しぶりの郵便局長室(KITTE)からの眺め