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山種美術館で開催中の川合玉堂展に行ってきました。



川合玉堂展「早乙女」のポスター



山種美術館の外観と展示告知


こちらが所蔵している玉堂の「早乙女」と「鵜飼」は、何度見ても本当に素晴らしくて。



「早乙女」(参考画像)
川合玉堂の「早乙女」田植え風景


「鵜飼」(参考画像)
川合玉堂「鵜飼」:川で鵜を使った漁を描いた絵


今回は奥多摩の玉堂美術館が所蔵する作品も展示されていて、中でも「瀑布」という作品は、眼にした瞬間に滝の迫力に胸を打たれました。



「瀑布」(参考画像)
川合玉堂「瀑布」の迫力ある絵



そしてやはり玉堂美術館所蔵の、「紅白梅」という屏風には驚きました。

どちらかと言うと親しみやすくて素朴な作品を描くイメージがある玉堂の、こんなに豪華できらびやかな作品は初めて見たので。

(この作品のみ、写真撮影が可能でした。)



「紅白梅」
川合玉堂作 紅白梅図屏風


梅や幹の描き方やバランス感覚が、感涙ものの素晴らしさでした。


川合玉堂 紅白梅屏風(部分)



川合玉堂 紅白梅屏風 二羽の鳥


最初から最後まで玉堂尽くしの、玉堂の世界を思う存分堪能できる、素晴らしい展覧会でした。


観賞後に併設のカフェで、毎回楽しみにしている、展示作品をイメージした上生菓子と冷抹茶のセットを頂きました。



抹茶と上生菓子のセット



川合玉堂展で食べた上生菓子



川合玉堂「石楠花」きんとん


帰りに購入した、その他のささやかな品々。

(恵比寿駅から山種に行く途中にある食器屋さんで衝動買いしたネコの小皿と、メゾン・ランドゥメンヌのパンと焼き菓子と、明治屋さんで買ったぴーなっつ最中と、明治屋さんで買った豆で淹れたコーヒー)



川合玉堂展のカフェで猫の小皿とパン、コーヒー


6月前半の週末に、東京都美術館で開催中のワイエス展を見に行きました。



アンドリュー・ワイエス展 ポスター




アンドリュー・ワイエス展、東京都美術館のポスター


チケット売場には列ができていたので、事前にウェブ購入しておくと比較的スムーズに入れます。



アンドリュー・ワイエス展 チケット


ワイエス展は2019年に、美術愛住館で丸沼芸術の森の所蔵品を大公開していたのを見たんですが、それが本当に素晴らしくて、今回も楽しみにしていました。



愛住館で見たワイエス展(2019年)
ワイエス展ポスター「オルソンの家」


特別ではない物や景色などを、白や黒や茶色メインの、わび・さびすら感じるような、派手さとは対極の色調で描いているところが、日本人の感性に合っているのもしれません。



(参考画像)「穀物袋」(丸沼芸術の森)
ワイエス「穀物袋」東京都美術館展


(参考画像)「青い計量器」(丸沼芸術の森)
ワイエス展「青い計量器」水彩画


ワイエスの作品は主にテンペラか水彩だと知って驚きました。

あの毛羽立つような絵の具の細かい質感は、てっきり油彩なのかと思っていたので。

水彩で、ドライブラッシュという、筆に染み込んだ絵の具を極限まで絞って画面に塗る手法で描いているとのこと。

(テンペラは油彩よりも画面に光沢が出ないところがワイエスの画風に向いていたらしいです。)


下の絵は水彩でなくテンペラですが、遠くから見た時は「全体に茶色い絵だなぁ」という印象でしたが、近くで見たら地面に積もった針のような松の葉が驚くほど緻密に塗り重ねて描かれていて、その質感に驚きました。


(参考画像)「松ぼっくり男爵」(福島県立美術館)
ワイエス「松ぼっくり男爵」テンペラ絵画


一部屋だけ写真撮影が自由でした。



ワイエス展、美術館の展示風景


「花びら」(ボストン美術館)
ワイエス展「花びら」の絵画、木と家


「ぼろ袋」(ユニマットグループ)
ワイエス展「ぼろ袋」の絵画


「灯台」(ユニマットグループ)
ワイエス展「灯台」の絵画、白い犬と階段


以下の絵は、画題そのもの(「一行」や「猫」)が描かれていないのが面白く感じました。

「乗船の一行」(フィルブルック美術館)
ワイエス「乗船の一行」 watercolor painting


「納屋の猫たち」(フィルブルック美術館)
ワイエス作 玄関の入口に座るアルヴァロ


一番好きだったのは下の絵かも。

(参考画像)「玄関の入口に座るアルヴァロ」(丸沼芸術の森)
ワイエス展「玄関の入口に座るアルヴァロ」


すべてがワイエスの作品で、とても充実した見ごたえのある展覧会でした。


ワイエスのアトリエ:イーゼルと絵の具のある風景


西洋美術館とブリヂストン美術館(現:アーティゾン美術館)でそれぞれが所蔵する作品を初めて見て以来、大好きな画家のウジェーヌ・ブータン(1824-1898)。

SOMPO美術館で開催中の「ウジェーヌ・ブータン 瞬間の美学、光の探求」展に、先週末に行ってきました。



ウジェーヌ・ブーダン展 ヴェネツィアの港



SOMPO美術館、ウジェーヌ・ブーダン展の案内



SOMPO美術館「ウジェーヌ・ブーダン」展 外観



ウジェーヌ・ブーダン展 画家が制作する様子


一部、写真撮影が可能なエリアがありました。


ウジェーヌ・ブーダン「ベルク、出航」
ブーダン作「ベルク、出航」の海景画


帆船から蒸気船へと移り行く時代に、帆船の趣が失われることを愁いていたというブーダン。


ウジェーヌ・ブーダン「ディエップの海」
ウジェーヌ・ブーダン「ディエップの海」 船と港


ウジェーヌ・ブーダン「海景」
ブーダン作「ベルク、出航」 帆船と海景


ウジェーヌ・ブーダン「ル・アーヴルの港、灰色の空」
ウジェーヌ・ブーダン「ル・アーヴルの港、灰色」



ブーダン作「ベルク、出航」海景画


ウジェーヌ・ブーダン「ベルク、海岸」
ブーダン作 ベルク、海岸の風景画



ブーダン作 ベルク、海岸の砂浜と建物



ブーダンの「ディエップの海」:砂浜と帆船


海景画の印象が強いブーダンですが、今回はallブーダンなだけに、風景画や人物像まで色々見ることかできました。

(以降は参考画像です)


ウジェーヌ・ブーダン「廃墟のラッセイ城」
ウジェーヌ・ブーダン「廃墟のラッセイ城」風景画


モネがブーダンに出会ったのは16才の時。
(ブーダンが16才年上)
風刺画で小遣い稼ぎをしていたモネを戸外制作へと連れ出し、自然を描くノウハウを教えたとのこと。

「私が画家になれたのはブーダンのおかげだ」と、モネは言っていたそうです。



ウジェーヌ・ブーダン「傘をさす女性 ベルクの海岸」
ブーダンの「傘をさす女性 ベルクの海岸」


ウジェーヌ・ブーダン「干潮」
ウジェーヌ・ブーダン「ベルク、出航」 海景画


ヴェネチアを描いた連作は本当に美しくて。


ウジェーヌ・ブーダン「ヴェネツィア、税関とサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂」

ブーダン作 ヴェネツィアの税関と聖堂


帆船やヴェネチアなど、なんとなくターナーを思い出しました。


繊細で美しいブーダンの世界を堪能することができましました。

ウジェーヌ・ブーダン作、帆船の風景画


追記: 隣のビルのポール・バセットでひと休みしてから帰りました。