今回は、優先度は受験英語>英検と思うことについて記載します。

 

 

重本先生が英検について思うことを記載しています。

 

 

究永舎のある大阪は、英検を取得していると、公立の高校受験では唯一?!英語の入試点数が何点であっても一定点数を貰えるところですね。

 

 

その結果、トップの北野高校では志願者の95%が英検2級以上を取得している。。。という事態?!になっています。

 

 

他の文理学科の高校も年々、英検2級の取得率が上がっている状況です。

 

 

まだ平均点は出ていないと思いますが、大阪のC問題(英語)は難しかったようですね。難しいほど英検を取得している方が得という構図になります。。。

 ※大阪の入試は、英数国は、A(基礎的問題)、B(標準的問題)、C(発展的問題)と分かれているようです。

 

 

ここで強引に娘の話に置き換えますが、

 

 

娘は公文英語を小3から開始し、小6で英検準2級をそんなに悪くないCSEスコアで合格しました。

 

 

一応、英検が当てにならない。。。ということは頭にあったので、準2級取得後に、標準的な?!入試問題集に取り組んでいます。

 

(取り組んだ問題集)

 

 

この問題集を解いてみて、穴はそれなりにありましたが、そこそこ出来ていたのでこの時の私の頭の中では。。。

 

 

「少なくとも中3始まるまでは、塾で英語を学ばなくてもいけるのでは?」

 

 

と考えていました。。。

 

 

この時は集団塾に通っていたこともあり、集団塾であればそれで通用したのかも?!しれません。

 

 

娘は中1の終わりに英検2級を取得して、今時点で英語が素晴らしいか。。。というと。。。そこまででない現実があります。。。(早稲アカ基準です。)

 

 

中学校での英語には楽しく?!取り組めているようなので、それはとても良かった!のですが。

 

 

とは言いつつ、英検の勉強をしていなかったら。。。どうなっていたのだろう。。。という気持ちもあるので、英検についてあれこれは言えない立場ではあります。

 

 

 

子どもたちは何のために英語を勉強しているのだろう。。。と考えると、残念ながら?!社会人以降というより、大学受験に向けて。。。という側面が非常に大きいのかなと思います。

 

 

(本来の主旨とは異なるとは思うものの)英検は、本来は大学受験に向けて有効活用するのが良さそうです。

 

 

。。。ということで、中学生までは以下のように英検を有効活用するのが良いのかなと考えました。

 

 

(難関国立・私立高校を狙っている中学生)*都立の自校作成問題の学校を含む

 

この様な生徒は早稲アカのような塾に通っているはずです。このケースの場合は、英検は必ずしも必須ではありません。受けなくても問題ないのかなと思います。

 

特に早稲アカのTクラスに在籍している方は、英検の勉強をするのであれば、塾のことをしっかり身に着けるほうが有効そうです。

 

これは。。。一般的な中学生の範囲をかなり超えて学んでいくからですね。

 

勿論、それに取り組んだ上で、余力があれば英検を受けるのは良いのかなと思います。

 

 

(公立トップレベル高校を狙っている中学生)

 

定期テスト対策中心の集団塾に通塾している生徒が多いと思われます。塾で学んでいる内容、レベルも標準+αかと思います。

 

この様な場合は、英検をうまく活用していくのが良さそうです。

 

別に英検でなくても良いとは思います。例えば、最高水準問題集のようなレベルの高い問題集に自主的に取り組めれば良いのですが、英検は「合格」という目標を立てやすいメリットはありますね。

 

 

(上記以外の中学生)

 

学校の勉強、塾で学ぶ内容にしっかり取り組みましょう。その中で英検に取り組むのは良いことかなと考えます。

 

 

纏めると、英検だけでは受験英語をカバーできないので、大学受験を目標にする場合は、受験英語を柱にして取り組みましょう。。。という当たり前の話になるのかなと思います。

 

 

大阪のチグハグな点は、C問題という難しめの問題にしているのにも関わらず、英検2級取得したことで、「C問題に向けた勉強はしなくても良いですよ」ということに結果的になってしまっているところですね。

 

 

こちらで言うと、ちょっと、かなり?!違いますが、国立(こくりつ)高校の入試で、英検2級持っていると英語に関しては合格点を自動的に貰える。。。ということになります。

(都立の自校作成高校でも良いのですが)

 

 

これ。。。非常に嬉しいと思う方がいる一方、他の教科での戦いになるので、微妙な感じになりそうです。

 

 

本来、難しい問題を解くために一生懸命に勉強しなくてはならないところを(大部分の生徒はそれでも勉強していると思われるものの)、それをしなくても大丈夫な制度にしてしまっていることですね。

 

 

恐らく、大阪の場合、この英検の制度をなくしたほうが、結果的に英語のレベルは上がる可能性が大きそうです。(今となってはだと思いますが)

 

 

英検とはうまく付き合っていくことが大事ですね。

 

 

 

(参考)