今回は、中学生が英検に積極的に取り組んでいる都道府県について記載します。

 

毎年、公立の小中高で「英語教育実施状況調査」なるものが実施されています。

 

 

 

 

対象が「各都道府県・市区町村教育委員会及び全ての公立小学校、中学校、高等学校」ということで、かなり大規模な調査ということが分かります。

 

 

※この調査は英語の外部試験としているので、英検とは限らないのですが、中高生はほぼほぼ英検だろうという想定で記載しています。

 

 

【中学生の英語力】

 

 

この調査によると中学生の英語力は年々上がっているということです。赤丸つけたところは、英検3級以上(CEFR A1レベル相当以上)取得している割合だそうです。

 

 

全国で27.3%ということです。

 

 

【高校生の英語力】

 

 

高校生は、英検準2級以上(CEFR A2レベル相当以上)が30.2%で、英検2級以上(CEFR B1レベル相当以上)が12.4%だそうです。

 

 

上記の資料はサマリーですが、数値は、都道府県別に公表されています。

 

 

今回はその数値を拾って、どこの都道府県が英検に積極的に取り組んでいるか否かを示したいと思います。

 

 

今回は中学生で、次回に高校生を取り上げます。

 

 

【中学生】

 

都道府県別一覧表(中学生)
 

(英検を積極的に受験している都道府県トップ10)

 

 

「②÷①」の列が受験したことのある生徒の割合ですが、和歌山、福井、秋田が90%以上の生徒が受験していることが分かります。

 

 

東京もそこそこですね。

 

 

「③÷①」が英検3級以上を取得している生徒の割合ですが、和歌山、福井、秋田の間でも相当差があることが分かります。

 

 

(英検を積極的に受験している都道府県ワースト10)

 

 

東京が上位に入っていましたが、神奈川はそうでもないんですね。ここの都道府県は英検をそこまで推進していないところなのかなと思います。英検3級以上の取得率もそこまで高くないです。

 

 

※神奈川は政令指定都市の横浜市、川崎市、相模原市が入っていないようです。なんで除いているんだろう。。。

 

 

ちなみに、埼玉は12位(51.4%)で、千葉は21位(42.6%)です。

※これもさいたま市、千葉市が入っていない数字のようです。。。

 

 

(英検を積極的に受験している政令指定都市トップ5)

 

 

横浜がトップです。英検で加熱?!している大阪市も入ってきています。さいたま市は英語教育で有名ですね。

 

 

次に英検3級以上をの取得率が高い県と高くない県を取り上げます。

 

 

(英検3級以上を取得している生徒が多い都道府県トップ10)

 

 

「③÷①」が英検3級以上を取得している生徒の割合です。福井が圧倒的ですね。県を上げて取り組んでいる成果が出ているんでしょう。1位と2位で40%近く差があります。

 

 

そういう意味では3位の東京は大健闘なのかなと思います。

 

 

埼玉県と千葉県は、さいたま市と千葉市がはいっていない数字です。

 

 

(英検3級以上を取得している生徒が多い都道府県ワースト10)

 

 

意外なところとしては、愛知県が46位ですか。。。名古屋市が入っていませんが。
 

 

(英検3級以上を取得している生徒が多い政令指定都市トップ5)

 

 

さすが、さいたま市です。

 

 

 

最後に、上記都道府県の数値には政令指定都市が入っていないことが分かったので、政令指定都市をマージしてみました。

 

 

これが正しいランキングになるかと思います。

 

(英検を積極的に受験している都道府県トップ10)※政令指定都市反映

 

 

政令指定都市が入っている埼玉、北海道、神奈川がランクインしました。

 

特に神奈川は、38位から10位へジャンプアップ?!です。

 

 

(英検3級以上を取得している生徒が多い都道府県トップ10)※政令指定都市反映

 

 

埼玉、神奈川、千葉、大阪の割合が上昇しています。

 

 

それにしても。。。都道府県別、政令指定都市別の数値を公表していますが、普通、都道府県別は、その都道府県全てを含めるべきだと思いますけどね。。。