今回は、高校受験の入試分析会の内容で私が気になった点を記載します。
早稲田アカデミー、サピックス、TOMASで入試分析会を実施していますね。
ざっとですが確認してみました。
前回に引き続き、その中から心に残った?!部分を記載します。
(前回)
TOMASの入試分析会で以下の情報が紹介されていました。
あえて?!ぼかしていますが、駿台中学生テスト(駿台模試)の第1回目の偏差値と第5回目の偏差値を比較したグラフになります。
要は、春先と秋深まった時期に、偏差値にどれだけ違いが出るのか?ということを示したグラフになります。
偏差値帯ごとに、上がった生徒が多いのか、下がった生徒が多いのかといったことを表してくれています。
そこで、グラフだと少し分かりにくいので、私なりに加工してみました。
上のグラフは男子のものですが、女子のグラフも紹介されていたので並べてみていきたいと思います。
偏差値70以上は勝手にしてくれ。。。ってことで70以下を取り上げます。
駿台中学生テストを受験されたことがない方は、以下資料をみて、レベル感を持ったほうが良いかもしれません。
https://sundai-test.jp/documents/references/2024/misc/2024-09-deviation-scores.pdf
【偏差値:65~70】※第1回目で65~70の生徒の、第5回目のテストでの偏差値
左が男子で右が女子の分布です。
黄色の部分は春先と秋で偏差値が変わらなかったことを示しています。それより上が上がった生徒で、それより下が下がった生徒になります。
男子も女子も下がった生徒の割合(約50%)はそこまで変わらないようです。ただ、半分の生徒が下がっているとのことで、大変なんだなということは分かります。
逆に偏差値70超えに行く生徒は少ないですね。。。(当たり前かな)
【偏差値:60~65】※第1回目で60~65の生徒の、第5回目のテストでの偏差値
左が男子で右が女子の分布です。
偏差値65-70と同じような傾向にありそうです。4人、5人に1人が上がり、半分ぐらいの生徒が下がり、4人、5人に1人が偏差値55以下になるという。。。感じのようです。
【偏差値:55~60】※第1回目で55~60の生徒の、第5回目のテストでの偏差値
左が男子で右が女子の分布です。
4人、5人に1人が上がり、半分ぐらいの生徒が下がり、5人、6人に1人が偏差値50以下になるという感じのようです。
ここまで見て、男子女子の差はあまり見られないですね。男子の方が一気に伸びる生徒が多いのかな。。。という印象でしたが。
【偏差値:50~55】※第1回目で50~55の生徒の、第5回目のテストでの偏差値
左が男子で右が女子の分布です。
4人に1人が上がり、5人に2人ぐらいの生徒が下がるという感じのようです。
偏差値が下がるにつれて、上がる生徒の割合は増えています。ここもそこまで男女間の差はないですね。
【偏差値:45~50】※第1回目で45~50の生徒の、第5回目のテストでの偏差値
左が男子で右が女子の分布です。
3人に1人は上がっています。変わらないのも3人に1人で、下がるのも同じです。
【偏差値:40~45】※第1回目で40~45の生徒の、第5回目のテストでの偏差値
左が男子で右が女子の分布です。
この偏差値帯だと女子より男子のほうが明確に上がっていますね。男子は半分近くが上がっています。
偏差値45-50になれば、MARCH附属校や、男子であれば早慶にチャレンジしても。。。という偏差値になりますね。
【偏差値:35~40】※第1回目で35~40の生徒の、第5回目のテストでの偏差値
左が男子で右が女子の分布です。
女子よりも男子のほうが伸びる生徒が多いのかもしれません。
ここまで見ると、偏差値を上げるのはなかなか大変なことが分かりました。
逆に高偏差値帯は下げないようにすることが目標になりそうです。。。