孵化から2年。カナヘビ姉妹は今日で2歳になりました。
先に亡くなってしまったパフは孵化の時点で手を貸した子でしたが、キルルもハオも生まれてしばらくは食べ物が飲み込めないだとか、排泄が上手くいかないだとかで、実はひそかにてんやわんやしていたものでした。
今はおそらく年齢的に体力が充実している頃なのでしょう。ふたりとも食餌も排泄も自力で難なくできています。
いずれの心配は無くはないけど、しばらくは安定していてくれそうかな。
さてさて、タイトルの《クル病予防について》です。
カナヘビ飼育の関門として、カルシウムとビタミンD不足によるクル病の発症がよく取り上げられます。
それを防ぐために、餌のカルシウム添加と、紫外線、この2点が課題となってくるのですが…。
(カルシウムとビタミンDと紫外線の関係については、たくさんのサイトで書かれていると思うので、ここでは割愛)
紫外線に関しては、我が家では初期の頃はベランダでひなたぼっこをさせることで対応していましたが、
こう暑くちゃ無~理~(T▽T)
紫外線云々の前に煮えてしまう(T▽T)
ということで、ここはスパッとお高い紫外線ライトを頼ることにしました。
使っているのはこちらです。
これで足りてくれますように…。
そして、カルシウム。
最近では『ダスティング』といって、生餌となる昆虫にパウダー状のカルシウムをまぶして生体に食べさせることが主流となっているようです。
だけど、自然下では当然カルシウムをまぶしたコオロギなんか歩いていないわけで。
じゃあ野生のカナヘビたちはどうやってカルシウムを補給しているんだろう?
となると、それは餌と一緒に口に入る土のミネラル分だったり、コンクリートに溜まった雨水だったり、餌になる昆虫そのものが体に蓄えているカルシウムだったりと、『環境それぞれから得られる複数の方法』で補っているのだそう。
だったらここはそれに近づけてみよう、と。
第一、我が家は途中からバランスド・テラ方式に切り替えたため、生き餌にまぶすやり方はできないしね。
(あと、ダスティングは昆虫の扱いが可哀想で、ね)
①まずは飲み水で
飲み水も昔は「霧吹きで水槽壁面にスプレーして水滴を舐めさせる」と聞いたものですが、それだとすぐに乾いてしまって好きなときに飲めないし、ガラスも水垢で汚れない??
と思い、うちの子たちには水は最初から水入れで与えています。
そこにカルシウムパウダーを投入。
炭酸カルシウムは厳密には水には溶けないので、水を少なめに、舌を伸ばしたときに沈んだ粉に触れるくらいの水位で入れています。