大前提として、以下は僕にとって『最上級に愉しい話』、
「サイコーにいいことあった!(゜▽゜)」
という感情に分類される出来事です。
どうぞ皆様、そのように脳内変換して読んでやってください。
なお、ご想像のとおりだと思いますが、全力で虫ネタです。
文中に蟻の卵の画像がございます。
苦手な人は逃げて(ノ▽T)ノ
(でも怖いもの見たさをくすぐられる人がいてくれたら、とても嬉しい(T▽T)w)
小さな蟻が1匹、カナヘビ水槽の中に居ることには、かなり前から気付いていた。
ナイトサファリのところで少し詳しく書いたように、カナヘビ水槽は床材に自然土を使い、あえて様々な生物を自然発生させることで、ある程度の生物循環を担わせることができないかを観察する、僕のささやかな研究水槽を兼ねている。
なのでこの蟻も、自然土にたまたま紛れ込んできた働きアリであろうと思われた。
小さすぎて種類は同定できていないが、人間の家を目指して外部から侵入してくる種ではないし、働きアリ1匹ならば繁殖することもない。誤差の範囲だ。
この蟻、いるのは確実なのだが、普段はほとんど姿を見ることがなかった。
もう死んじゃったのかなあと思った頃に、また苔の隙間に見え隠れしているのを見つける程度の遭遇率。
ところが先日、ナイトサファリ中に乾燥エリアと湿地エリアを隔てているこの流木の下に入っていくのを偶然目撃したため
なんとはなしに流木を持ち上げてみると
…卵…!!(゜ロ゜)
次いで、働きアリたちがわらわらと出てきて、卵を慌てて横穴に運び込んでいくではないか。
…巣(゜▽゜)
巣があるの…??(゜▽゜)✨
最初に取ってきた自然土に、おそらく女王が入っていたのだ。
それが静かに巣を作り、娘アリたちを産み育て、この小さな水槽の土中に密かな地下帝国を築いていたのだ。
となると、僕が見ていた『1匹の働きアリ』は、毎回違う個体だったのだろう。
なるほど、合点がいった。
分解者が多い水槽とはいえ、生き物の死体の欠片すら見ることが無いのが少し疑問だったのだ。
おそらくワラジムシやコオロギたちが食べた跡を、さらにこの蟻たちが食糧として土の中に運び込んでいたのだ。
この日は土に水を多めに与えたため、自然下で大雨が降ったときのような状態になり、水没を避けるため卵を安全な地表まで避難させていたところだったのだろう。
なのに僕が流木をどけてしまったから。
そんな偶然のタイミングに、偶然の1匹の道案内。
おかげで僕がそれを目撃できた、ということなのだ。
こうして巣の存在が発覚したわけだが、この日以降もやはり蟻たちの姿は水槽内に見ることができていない。
いることは確実なのに、なかなか見つけられない。
それがまた面白くてたまらない。
水槽はもう僕の手をほぼ離れて、ひとりでに回る小さな地球になりつつある。
前回隆盛だったオカチョウジガイは増えすぎたためか、その後、個体数を激減させた。
今は代わりに土中でミミズがじわじわと増えているようである。
2種類入れたワラジムシはホソワラジムシが競合を制したようで、オカワラジムシの姿をゆるやかに見なくなっていった。
実は、カナヘビたちにももう5ヶ月ほど一切給餌していないのだ。
カナヘビたちはこの5ヶ月間、自分でコオロギを捕って生きている。
3匹のカナヘビが捕食する数なんてたかが知れているので、一時期コオロギは数百匹単位まで爆増した。(T▽T)ヒィ
しかしこちらも累を重ねるにつれ、コオロギ自身で自らの総数を調整し、今では自然と水槽の大きさに見合ったほどよい数を保っているようだ。
いま僕が一応エサを与えているのは、コオロギたちにである。
コオロギが栄養不足になるとカナヘビたちも栄養失調になってしまうため、ここを省ける日が来ることはおそらくないだろうが…。
夜中にコオロギのために爬虫類フードをパラパラと水槽内に撒いておくことと、飲み水の交換をする以外、あとは生き物たちが自分たちでバランスを取りながら水槽を健やかに回してくれているのを、僕は外から眺めているだけなのである。
嗚呼、浪漫。
ところで、念のため訊いてみた。
(T▽T)「あのさ、水槽でアリが巣を作って増えているみたいなんだけど、嫌じゃない?」
(//▽//)「別にいいよー(即答)」
こういう生態の僕(←)との暮らしにあって、何より偉大なのは我が妻だ。
蟻は環境が悪くなると巣を捨てて、新しい巣を作るに適した場所にコロニーごと移動しようとする。
水槽内のバランスが崩れ、大量の蟻が新天地を探して室内をうろつくような事態にならないよう、妻の理解を裏切らないためにもせめて祈ろうと思う。
そう、祈るしかできないのだ。
なにせ僕の手を離れちゃってるからね(T▽T)w
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