阿部さんが営むと、焼鳥も実に美味しく、またワインと相性がいいつまみが続くことになりますね。
名前がヤキトリプーサンだって。
http://www.vionys.com/poussin/menu/

フランス語では yakitori et vin poussin。文字どおり、焼鳥をワインで楽しむこと。

焼鳥も別格だけど、ワインの中身が充実していることが特筆。バイグラスでもいけます。

まず、爽快なシャンパンを。


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どの串も珍品が並んで旨い。白レバーも良かった。
焼き方は大粒の汗をためて大奮闘。
焼鳥は、炎の芸術だそうだ。


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ハーブを練りこんだトマト味は赤ワインを呼ぶ。
阿部さんの店でないと、このような串は無いのだろう。


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串に合わせて、赤ワインをお願いする。しか
も結構爽快系でと
示されたのが2種類。
そのうちマディランを。
ワインの造り手が良質らしく、いやあマディランがこれほど美味しいか、と脱帽。

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皿のフォアグラペーストも絶品でした。

「ふらりと遊びに来ないか」という電話で、行く気になりました。
「オーベルジュ・オー・ミラドー」で、芸術の秋と食欲の秋を満たすガラ・ディナー。
勝又シェフの友人でもあるテノール歌手の近藤辰俊氏を迎え
美声のオペラと、自然の中で育った選りすぐりの山海の幸を最大限に活かした料理とのコラボレーション。

この季節、ふらりと箱根で美味しいものを食べるのもいいものです。
タキシードでなくていいようだし。

今回は車ではなく、、渋滞の退屈を避けて電車で行きました。
小田原へ着くと、マイクロバスが待っていました。
箱根新道は渋滞ゼロ。元箱根で若干並んだものの、箱根大杉並木路で待つのは気分がいい。
乗用車とは違う視点の高さで、小さな旅気分。
結局1時間で着き、実に楽。
箱根は全山黄葉だが、まだ盛りには至っていないようすです。

ディナーは満席。50人ほどが参加。
皆さん、勝又シェフとは入魂で、開店以来、麻布時代の「シテ」以来という方も多い。
大阪から見えた方もおられ、始まる前から気が乗っています。


「オーベルジュ」は、勝又シェフが1986年に日本で初めて導入した仕組み。
「オーベルジュ・オー・ミラドー」に始まり、結婚式場も備えた「パビリオン・ミラドー」
そして5年前には、アジアンテイストの「コロニアル・ミラドー」を開設。
西と東の文化と食が融合する世界が、箱根に展開しているわけです。

ガラ・ディナーは、まず「コロニアル・ミラド-」へ集結し、アペリティフとアミューズが提供。

その後「パビリオン・ミラドー」へ移動。
シャンパンが注がれ、ディナーの開始。

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ほろほろ鳥とフォアグラのガランティーヌ他     厚岸牡蠣とエシャロットのフラン これだけでも満足

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相模寒すずきとオマール海老のスティーム ムースは青レモン風味 お口直し ジャスミンのグラニテ

しまった!!メインの鴨ローストの画像撮影を失念!!
ワインも大分戴いたし、会話が盛り上がってもいたし・・・
ワインは+4,000円で料理に合わせて4種類用意されていました。
よくその値段でやれるもの、と感心しました。かなり次々に継ぎ足してもらったし。

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本日のワインのベスト サヴィニレ・ボーヌ・プリュミエ・クリュ1997

デザートは洋梨「ハリネズミ」 ブルターニュクリームチーズのタルトと。

食事が美味しくて会話も弾みました。
割れないグラス【トップテン】の会話と実演で、当方のテーブルは驚きと感嘆で和気藹々。
6時から始まり、7時半からオペラの開始のはずが、会話と食に堪能して
終了したのはとっくに8時過ぎ。あ、これからオペラだ。



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オペラは、ヴェルディ「椿姫」の「乾杯」に始まり、ヘンデル、ドナウディ、リヒャルト・ショトラウス
「誰も寝てはならぬ」の後は、ショパンピアノ・ソロ。舞台や映画のソロも交えて、ブラボー。
1時間半を超える熱唱でした。

ガラディナーも楽しく終わり、有志により、勝又シェフ、今日のゲストを交えてバーでシャンパン。
楽しい時間は、深夜まで待ったなしでしたね。
うなとろ丼といえば、いまや全国版でしょうか。
初代の親仁さんから、こういうものを作ってみたから食べてみて、と言われて
出されたのが、鰻の上にトロロを乗せたどんぶり。
鰻はうまくてトロロもうまい。しかし、温かいうな丼の上に冷たいトロロでは
口当たりがよくない、と不賛意。

ところが店の名物になって、今や元祖の店になってしまった。
常連失態。味覚失格・・・

「割烹 鰻 ひら井」
鰻が美味いが、銀座にこんな静かで小さな店があったのか、と誰もが驚く
いわばオヤジの溜まり場。オヤジカフェの走り?
知っている人であれば、銀座で唯一の古いキャバレー「白いバラ」の向かいの路地にある。

時が移り、子息が継いで同じように繁盛していたが、ビルがあまりに古すぎて
建替えになってしまい、昨年場所を変えた。
そこも変わって、先月末に元の場所ほど近くへ戻ってきた。

割烹 鰻 ひら井
〒104-0061 東京都中央区銀座3-3-4 大倉別館1F
TEL:03-3567-7001

雰囲気はあるが、端正になってね。
昔はカウンター端に、白い百合がいつも活けてあった。
食べ物も、黒い札に白字で下げてあった。今度の設計士が許さないんだそうだ。
天井が高く、床が低い。昔の、鎖を引いて流すトイレがよかった、と不平ブツブツ。
つまり、ぶつくさ言い合える気の措けない店が戻ってきたということです。
変えて最もよかった所は、グラス下げが出来ていて、【トップテン】が輝いて置いてあることです。

                             狭い雰囲気はそのままに
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                              お祝いに「三十年古酒」を戴きました
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     真ん中はくらげです                黄にらのお浸し
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ひら井さんには、ずっと鯨が置いてある。
これはイワシ鯨だそうで、いやあ美味かった。   名物「うなとろ丼」はここの味
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お祝いに雪を被った富士山をどうぞ。
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この季節は、心底気持ちがいいですね。
富士の白嶺に初雪がかかり、遠望が利く。
稲刈りや茸などを収穫する喜びがあり、秋祭りの囃子が賑やか。
空気は一段と冴え渡る。「秋麗」とか。

上州路から信州路へと秋廻り。
少し紅葉には早く、朱色が薄い。今年は黄葉する前に枯れ散るのではないか、と友人。

湯の丸峠近く
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訪ねたのは、望月(佐久市)の「職人館」      隣接する「ル・さんざ・プリュ」
稲刈りは終えたところと半々でした        朝取りの黒茸や編茸など 今年は出が少ない

 まず花豆と濡落花生で一献             トマト各種 ほおずきトマトなど

 野菜の下にはパスタ                 翌朝は蕎麦 オリーブオイルと塩で

     秋風情満載                       土産の秋産物

八ッ場ダム建設は変わらず進んでました(長野原)
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サンマのにぎりを作ってやるよ、と懇意戴いている松浦至郎画伯から、お誘いを受けました。
嬉しいものです。
ちょうど秋刀魚の季節に日本を離れていたので、サンマの味に飢え気味でした。

                             からすみがたっぷり出たのには驚きでした。チュニジアの延長!

松浦画伯、通称「しろうさん」は海に生きた、紀州生まれの絵描きです。
若き日にゴーギャンの生き方を理想とし、20代でマグロ船の船長としてタヒチや
ニューへベレス諸島で5年を過ごした経歴を持ちます。
絵描きとして、水平線の下の世界のみを描いてきた。
紀州灘、南太平洋の海底、岩礁、海胆など、深い海と海の生態に独自の絵風を持つ。
あるときから、不動明王、観音菩薩、舞妓などの人物像も描くようになった。
70歳を超えたとは信じがたい感性と行動の人です。


魚の捌きは天下一品。
魚は鯨とめだか以外なら何でも捌くと豪語され、そのとおりの腕前。
だから至郎さんから誘いを受けると、魚が美味しいし、新しい絵に囲まれるし、酒とワインは格別に旨い。
ゴッホについで世界一狭いと自称するアトリアは、全く快適な空間です。

写飲食堂     写飲食堂

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次はあんこう鍋をやろう、との声を受けつつ辞去しました。
至郎さんのアンコウの吊るし切りは見事だし、人様がアンコウの身を食べている間に
皮や肝ばかりをほうばれる幸せは格別ですものね。