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それでは今日は、
シャトー・ペトリュスについての
３回目です。
前回までの記事はこちらです↓
シャトー・ペトリュスの
繁栄の裏には、
二度の世界大戦渦を
力強く生き抜いた、
一人の女性の
偉大な物語があります。
その女性の名前は
”マダム・エドモンド・ルバ”
当時地元では”肝っ玉かあちゃん”的な
存在だったそうですよ！
今日は彼女が、
ペトリュスに関わり始めた頃のお話しを
していきますね！
シャトー・ペトリュスは高品質だったのに、直ぐに有名にならなかったのはなぜ？？
前回のお話しの続きですが、
約120年前の1898年のこと。
それまで無名だったペトリュスが、
やっと注目を浴びる
出来事が起こりました。
パリで開かれた博覧会で
並みいるトップシャトーを尻目に、
（1級ラフィットやラトゥール等）
なんと”金賞”を
さらってしまったのです！
ですがこの後直ぐに
世間から注目されたかと言うと
そんな事は無く、
暫くはまたひっそりと
有名シャトーの影に隠れてしまいました、、、
品質が良かったにも関わらず、
ペトリュスが脚光を浴びるのに
時間を要したのは、
“大勢に味わってもらえるだけの
生産量が無い”という、
「量の少なさ」が
大きな要因だった様です。
よく考えたらこれって
当たり前の話ですよね！
当時はインターネットやテレビが
あるわけでもないし
世間に広める方法と言えば
この時代は”鉄道のみ”です。
そして作れる量自体も
少ないのだから、
中々難しいですよね。
この時代渦では、
”シャトー・ペトリスを
世間が知る術がなかった”
とも言い換えることが
できるでしょう。
暫くは、
格付けシャトーばかりが
注目を浴びる時代が続いていきます。
※因みに金賞を獲得した1898年当時、
ペトリュスのオーナーはアルノー家。
この時代はシャトー・ペトリュスではなく、
”シャトー・ペトリュス・アルノー”と呼ばれていました。
そしてここで登場するのが、
肝っ玉かあちゃんとして慕われていた
”マダム・エドモンド・ルバ”です。
私が主役として
ご紹介したかった人物で、
現在のペトリュスの基盤を創った
芯の強い女性です！
ペトリュスの立役者 ～マダム・エドモンド・ルバ～
マダムの夫エドモンドは、
現在のシャトー・ペトリュスが在る
近くの町リブルヌで、
ホテルを経営していました。
↑引用元；旅行のとも Zen Tech
一方マダムは、
地元では肝っ玉かあちゃん的な存在。
何故かと言うと、
マダムはとても面倒見が良い女性で、
地元軍隊の若い将校たちの世話を
パトロンとして焼いていたそうです。
彼女は町では
なかなかの人気者だった様ですよ！
この頃は第一次世界大戦の時代です。
過酷な時代を生き抜いた
力強い女性でもあります。
現在のシャトー・ペトリュス
ワイナリー
1920年代に入ると
夫のエドモンドは、
ペトリュスの持分権の一部を
アルノー家から手に入れたのですが、
その後直ぐに他界してしまいます。
悲しみも束の間、
マダムは夫の死後直ぐに
ペトリュスの畑をアルノー家から
徐々に買い増していきます。
そして終戦の年の1945年、
完全なペトリュスの所有者となりました。
アルノー家の手から離れ
マダム・ルバが所有する様になった事で、
”シャトー・ペトリュス・アルノー”
↓↓
”シャトー・ペトリュス”
ワインの名前もこの時に
現在と同じ様に変わりました。
そしてこの時代のペトリュスには、
所有者マダム・エドモンド・ルバの文字が
はっきりと刻まれています！
ちょうど終戦の年で貧しく、
苦難が多い状況の中でのことですから、
マダムの行動力や力強さが
この辺りからも伺えますよね。
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マダム・エドモンド・ルバが
、、、
しかしいつの時代も、
女性は力強くたくましいですよねw
それではまたね～
お家飲みワイングラスをお探しの方！
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