では前回お話した様に、

フランス/ボルドーが誇る

歴史が詰まった素晴らしいワイナリー

 

”シャトー・ペトリュス”について

お話していきましょう!

 

まだ読んでない方は是非こちらへ↓↓

 

 

『ワインの背景を知ることは

 その国の歴史を識ること』

 

 

シャトー・ペトリュスの繁栄の裏には、

二度の世界大戦渦を力強く生き抜いた

一人の女性の偉大な物語があります。

 

ワインに興味のない方にも

どこか響く部分があるかと思うので、

多くの方にお読みいただけると

とても嬉しいです。

 

が、長くなりますのでw、

今回は序章の部分を

サッとお話しますね!!

 

 

  1シャトー・ペトリュスとは?

まずはシャトー・ペトリュスが

どんなワインなのかを

すごく簡単に説明します。

 

 

【銀行振込限定】 シャトー ペトリュス 1994 750ml 赤ワイン メルロー フランス ボルドー

 

 

シャトー・ペトリュスは

現在フランス/ボルドーワインの中で、

最高値で取引されるワインです。

 

ワイナリーはボルドー右岸、

リブルヌ市付近のポムロールに

位置しています。

 

約11.5haのブドウ畑からは、

年間約5万本の

最高品質のワインが生れます。

 

↑引用元;旅行のとも Zen Tech

 

 日本での有名な格付け一級の

シャトー・ラフィット・ロートシルトの

畑は123ha。

 

格付け第1級 シャトー ラフィット ロートシルト 2018 750ml 赤ワイン カベルネ ソーヴィニヨン フランス

 

 

五大シャトーなどの

有名ワイナリーと比較すると、

いかに小規模かが解りますね。

 

 

  2.シャトー・ペトリュスの歴史 ~序章~

発見された書物の中で、

 

”ポムロールでブドウ栽培が行われていた”

という最古の記述が残っているのは、

実は11世紀頃まで遡ります。

 

この頃のワインには

”キリストの血”と見なされていた側面があり、

ワインはミサの必需品でした。

 

 

これはボルドー以外の産地や

他国でも同様ですので、

ワインはキリスト教と共に

発展してきた背景があります。

 

当時のポムロールでは、

キリスト教の巡礼者に振舞うために

ワインを造っていたのですね!

 

 

ではシャトー・ペトリュスはいつ生まれ、

いつ頃からワイン造りが

始まったのでしょうか?

 

残念ながら

シャトー・ペトリュス誕生の歴史は、

あまり詳しく分かっていない様です。

 

左岸シャトーの

格付けが行われたのは1855年のこと。

 

※この時第1位に格付けされたのが

シャトー・ラフィット・ロートシルトや

シャトー・マルゴーなどです。

 

 

格付け第1級 シャトー ラフィット ロートシルト 2017 750ml 赤ワイン カベルネ ソーヴィニヨン フランス ボルドー

 

 

 

格付け第1級 シャトー マルゴー 2018 750ml 赤ワイン カベルネ ソーヴィニヨン フランス ボルドー

 

 

この格付けには、

今では有名なポムロールや

サンテミリオンなどのワイナリーは

全て除外されています。

 

当時はまだまだ

無名の産地だったのですね!

 

 

しかもシャトー・ペトリュスが位置する

産地”ポムロール自体”が、

1928年まで”サンテミリオンの一部”

として扱われていました。

 

 

つまりワイン史に”ポムロール”

という地名が登場してから、

僅か100年足らずなのですね。

 

当時はそれ程右岸の産地、

とりわけポムロールは

ワイン産地としての存在感がありませんでした。

 

 

ところが1898年!!

 

それまで無名だったペトリュスに、

やっと陽の光が当たる出来事が起こります。

 

 

パリで開かれた博覧会で、

並みいるトップシャトー

(1級ラフィットやラトゥール等)を尻目に、

なんと金賞をさらってしまったのです!

 

 

【銀行振込限定】 シャトー ペトリュス 1994 750ml 赤ワイン メルロー フランス ボルドー

 

 

 

この出来事をきっかけに

”ポムロール”という産地が注目され始め、

ゆっくりと躍進の道へと進む事となる!

 

 

 

と思われたのですが、、、

暫くはまたひっそりと、

左岸シャトーの影に隠れてしまいます。

 

シャトー・ペトリュスが

現在の様な名声を得るのは、

ずっとずーっと先の話です。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

質が良いことは証明されていたのに、

世間にペトリュスが知れ渡るのは

もう少し先の時代なのですね。

 

そろそろ主役の女性が

登場するかな??

 

続きは次回に持ち越しましょう。

 

 

それではまた次回^^
 
 
 
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