Netflixで台湾アニメ映画『幸福路のチー』2度目の視聴しました | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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原題は『幸福路上』(2017年)。私は台湾で買ったDVDで見ていましたが日本語字幕で見るのは初めて。幼い頃は台湾語オンリーだったチーが小学校で「国語」を習うようになり、台湾語を話すのは知的じゃない、恥ずかしいことだと思い込まされていく過程も、キッチリ描かれています。




家で父親に「国語」の発音をさせて、うまく発音できない(guóyu3をguóyi3としか発音できない)パパのことを笑う場面。全く同じような場面が『俗女養成記(女の幸せマニュアル)』にもありましたね。ここの字幕は北京語→北クーン語、となっていたけど、上手いなと思いました。


子供の頃の夢を叶えられなかったアラサー女子。挫折も数え切れないほど経験し、今もけっこうつらい状況。でも両親に愛されて、大事にされた思い出もある。幸せとは何かという問題もあるけれど、幸せへの道を一歩ずつ歩いて来ているのは間違いないと、思わせてくれる映画です。


たまり、長いこと生きてきて、確実に「人生こんなはずじゃなかった」と思っていますが、周りを見渡してもですね、ほぼ100%に近い人が「こんなはずじゃなかった」って思ってる気がします(笑)。それが人生というものではないでしょうか…




いい映画です。