この「日本語由来外来語系台湾語」が華語読みされてそちらが台湾華語として定着したものもある。代表的なものは「おでん」。台湾にはなかった料理名で、まずは音だけ台湾語に入って「oo33 lian51 (おれん)」。それが漢字になって「黒輪」(←この漢字を台湾語で読むと「oo33 lian51 (おれん)」になる)。で、最後にこの漢字が華語読みにされて「hēi lún」になるわけである。おでんは「関東煮」と言うことも多いけど。
で、なぜ「おでん」が「おれん」になってしまうかと言うと、台湾の人にはダ行とラ行の区別が難しく、日本語のダ行はラ行になってしまうことが多い。からなのである。昔頂いたコメントによると、台湾のおじいさんが「どろだらけ」の発音が難しいと嘆いていたらしい「ロードローラー」もなかなかのものだ。
そしてこのダ行とラ行の区別が難しいという特徴(?)博多っ子も同じで(もちろん今はそげなことありませんばい)、だから「角のうどん」が「かろのうろん」(有名なうどん屋さん)になるのだ。台湾と博多、そんな共通点があったとは♡
さて突然ですが、ここで問題です。「中○○端」の○に当てはまる漢字を入れなさい。
そげなん決まっとろーもん、「中洲川端」しかなかろーもん。と思ったあなた。博多の人ですね。
ホントの答えは……
「中途半端」。ぷぷ。